セッション

SS-0311:30〜13:00内閣府
ハイレベルセッション
災害の経験と地域防災力の強化~土砂災害の経験から~

メッセージ

近年、災害は頻発化、激震化しています。その中で、広島県は土砂災害等危険箇所が約3万2千箇所と全国で最も多い県です。一人一人が平時から災害のリスク認識や避難先の確認をすることで、自らの命を守り、防災・減災につなげることができます。過去の災害から教訓を学び、自身の防災について考えてみませんか。

セッション内容

広島は、平成26年、30年と立て続けに豪雨による大きな土砂災害に見舞われました。国・自治体では、これらを教訓とし、自助・共助の意識を高め、避難対策を活発に推進しています。そこで、広島市長、中国地方整備局長などの行政機関やマツダ、防災の専門家、地元住民など、様々な立場から広島の土砂災害の経験を踏まえ、住民の避難行動促進の課題と対策、地域の防災力を高めるための方策や組織の連携について意見交換を行います。

登壇者紹介

  • 松井 一洋 広島経済大学 名誉教授 自治体への防災体制への提言や災害時の検証委員としての活動に加え、全国の市民防災講演、防災士養成研修、市町村防災リーダー育成講習等の講師としても活躍。
  • 村手 聡 内閣府大臣官房審議官(防災担当) 1988年東京大学法学部卒業後、自治省(現総務省)入省。岡山市副市長、復興庁政策統括官付参事官、群馬県副知事、総務省地域力創造グループ地域政策課長等を経て、2019年7月より現職。
  • 小平 卓 国土交通省中国地方整備局 局長 1988年東京大学大学院工学系研究科修了後、建設省(現国土交通省)入省。

    九州地方整備局企画部長、水管理・国土保全局治水課長、内閣府官房審議官(防災担当)を経て、2020年8月より現職。
  • 松井 一實 広島市 市長 昭和28年広島市生まれ。平成23年4月に広島市長に就任し、現在3期目。
    「活力とにぎわい」「ワーク・ライフ・バランス」「平和への思いの共有」を三本柱に、世界に誇れる「まち」の実現に向けて日々尽力。
  • 勝田 博文 広島市消防局 消防局次長 昭和63年4月広島市消防局入庁
    平成26年4月広島市安佐南消防署警防司令官(平成26年8月20日豪雨を経験)
    平成30年4月広島市役所危機管理室長(平成30年7月豪雨を経験)
    令和2年4月消防局次長
  • 植 義則 広島県警察本部警備部危機管理課 危機管理課長 昭和60年4月広島県警察拝命
    平成18年3月警部昇任
    警備部警備課課長補佐として「平成26年8月豪雨」を経験
    平成27年3月警視昇任
    警備部サミット対策課管理官として,平成28年「G7サミット外相会合警備・オバマ米国大統領広島訪問警備」を経験
    令和2年3月警備部危機管理課長
  • 大竹 文雄 大阪大学大学院経済学研究科 教授 京都府出身。専門は行動経済学・労働経済学。近著に『競争社会の歩き方』、『医療現場の行動経済学』、『行動経済学の使い方』がある。現在、新型コロナ
    ウイルス感染症対策分科会の構成員。
  • 鍵屋 一 跡見学園女子大学 教授
    一般社団法人 福祉防災コミュニティ協会代表理事
    1956年、秋田県男鹿市生まれ。元板橋区職員で内閣府アドバイザーを務める教授はなかなかいない。防災のミクロとマクロを知り尽くした稀有な存在。
    内閣府「避難所の役割に関する検討委員会座長」、内閣府地域活性化伝道師、NPO法人東京いのちのポータルサイト副理事長、災害福祉広域支援ネットワークサンダーバード理事など。
  • 菖蒲田 清孝 マツダ株式会社 取締役 専務執行役員 入社以来、生産畑を歩み、現在は品質・ブランド推進・購買・生産・物流領域を統括。東日本大震災、西日本豪雨、コロナ禍の災害復旧対応の経験から、平時からの備えと正確な行動に繋がる情報発信の大切さを学ぶ。
  • 西田 志都枝 早稲田学区社会福祉協議会
    同 自主防災連絡協議会 会長
    防災を積極的に取り入れた福祉のまちづくりに取り組んでおり、若い世代や女性の意見を積極的に取り入れ、常に新しい発想で活動している。「毎日防災」を合言葉に、防災が日々の生活の一部となることが目標。