10月13日、14日の二日間にわたって東京ビッグサイト会議棟7階・8階、そなエリア〈東京臨海広域防災公園〉で開催された「ぼうさいこくたい2018」は無事に終了いたしました。当日いらっしゃった方も、行くことができなかった方も、「ぼうさいこくたい2018」の2日間のダイジェストをぜひご覧ください。
13日(土)10:00 ぼうさいこくたい2018「オープニング」
山本順三 内閣府防災担当大臣の挨拶
秋本 敏文 防災推進国民会議副議長(日本消防協会会長 日本防火・防災協会会長)のご挨拶
小池百合子 東京都知事のご挨拶
オープニングに参加した来場者の皆様は登壇者が熱く語る「東日本大震災から7年半たった今、防災へ抱える思い」を熱心に聞き入っている姿がとても印象的でした。
多様な団体による防災展示を大臣が視察
その後、山本大臣はそなエリアへ移動し館内の防災展示を視察、フォトスポットでは「ぼうさいこくたい」にかけつけたガチャピン、ムックとスリーショットが実現しました。
セッション(東京ビッグサイト~そなエリア東京)
東京ビッグサイト7階、8階では主に学術系のシンポジウムが開催されました。ビッグサイトから500mほど離れた そなエリアでは講演のほか、主に家族そろって楽しめる防災コンテンツが展開されました。
そなエリアの屋外会場の一部では、東京都主催の「防災展2018」も同時に開催され、ファミリー層を中心に大勢の方にご来場をいただき、にぎやかな会場となりました。また、両会場で防災を学ばれた方も大勢いらっしゃいました。
防災学術連携体、日本学術会議主催 シンポジウム「あなたが知りたい防災科学の最前線―首都直下地震に備える」
内閣府主催 オープニング「ハイレベルパネルディスカッション」
こちらは東京ビッグサイト国際会議場の様子です。防災学術連携体、日本学術会議からは シンポジウム「あなたが知りたい防災科学の最前線―首都直下地震に備える」が発表され、内閣府からは「あってよかった!みんなの地区防」など、地域や地区で計画する地区防災計画の必要性などが語られました。 防災の関連団体、有識者をはじめ、一般の方の参加も多く目立ち、防災への意識が年々高まっていると感じました。
一般社団法人 日本損害保険協会主催 「専門家によるディスカッション&演芸で「首都直下地震」などへの対策を考えよう!~防災啓発や防災教育、地震保険などの備えの重要性について~」
東京ビッグサイト会議棟7階と8階でも様々な団体のシンポジウムが開催され、全国からの高校生が集まり、自分たちが取り組める地域に対してできる防災について、熱い議論を繰り広げたサミットや多様な災害から「逃げ地図」づくりを通じて世代間・地域間のリスクコミュニケーションを促進するための仕掛けや取組などを紹介するセッションが展開され多くの方が講演に耳を傾けていました。
日本消防協会、日本防火・防災協会主催 「将来の地域防災の担い手育成」
日本防災プラットフォーム(JBP)主催 「SDGsの達成に国際防災ビジネスを通じて貢献しよう」
内閣府 TEAM防災ジャパン主催 「TEAM防災ジャパン オフラインミーティング全国大会 in ぼうさいこくたい」
そなエリア棟内では講演のほか、ワークショップ、アトラクション、展示も行われ、大勢の来場者に防災への理解を深めていただきました。
プレゼンブース・ポスター展示(東京ビッグサイト~そなエリア)
今回のぼうさいこくたい2018では、多くの防災団体の展示ブースが設けられました。プレゼンブース、ポスターセッションに多くの来場者が訪れていました。
展示会場ではジオラマを使ったデモンストレーションなど、工夫をこらした展示が行われていました。また、プレゼンブースでは、防災に対してさまざまな角度からアプローチしている各団体の活動内容を多くの来場者が聞かれていました。
また、そなエリアでは、親子で楽しめる「防災ゲームDay」をはじめ、「みんなで作ろう!段ボールジオラマ ワークショップ」などさまざまな展示やワークショップが実施されました。
こちらは東京消防庁による消火体験の様子です。子供たちが楽しそうに的をめがけて水を放射する体験をしていました。
そなエリア棟内でも防災に関する団体による「災害から身を守るための様々な防災気象情報」や「地域における防災教育の実践」、「グローカル・モニタリング・システムの構築による安全・安心な社会への貢献」などについて展示を実施しました。
人気のアトラクションとして、東京消防庁から、はしご車体験を提供しました。はしご車に乗る機会はめったにありませんので、行列ができるほどの人気でした。各種消防車両の展示のほか、起震車の体験搭乗など、子どもから大人まで楽しみながら防災について学べる展示内容でした。
「VR防災体験車」は、最新のVR技術(映像や音で仮想の世界を体験する技術)による防災体験ができる車両です。リアルな災害体験を通じ防災の大切さを感じてもらいました。
こちらは、そなエリア棟内で実施された、座っているだけで揺れを感じることができる室内専用の超小型地震動シミュレーター「地震ザブトン」です。子どもたちが楽しそうに体験していました。
10月14日(日)14:00 ぼうさいこくたい2018 「クロージング」
14日に東京ビッグサイト会議棟7階、国際会議場で行われた「クロージング」冒頭にボーカルグループのBloom Worksとくまモンが登場し、大会の感想とご自身の防災の取り組みを紹介しました。
その後、大会テーマである「みんなの連携の輪を地域で強くする」に沿った2日間計116団体からのメッセージをとりまとめ、今大会の成果について確認をしました。
「ぼうさいこくたい2019」来年は名古屋にて開催決定!
2日間にわたる「ぼうさいこくたい2018」は、無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。来年は10月19日(土)、20日(日)に名古屋での開催を予定しております。皆様、来年名古屋で開催される「ぼうさいこくたい2019」にも是非ご来場ください。
次回は「ぼうさいこくたい2018」にご来場いただいた皆様のお声をご紹介いたします。