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ワークショップ

防災にダイバーシティの視点を入れ込む
~阪神・淡路大震災以降の女性や外国人らの参加促進の取組から~

主催団体:阪神・淡路大震災からのダイバーシティの歩みを検証する実行委員会

10/22(土)

17:00

自治体や地域の防災計画や実践の場に、ダイバーシティの視点を入れ込むワークショップです。前半は女性や外国人、マイノリティ―への支援活動が、阪神・淡路からどのように進んできたか、実践者の報告を基に考えます。後半は、浸透・定着に向けた課題を抽出し、啓発教材等の手法を吟味する中で、同志のつながりを促します。

メッセージ

防災に「男女共同参画」や「多文化共生」の視点が必要と分かっていても、具体的にどうすればいいのか悩んでいる人が多いと思います。本企画は27年前から道を切り拓いてきたリーダー達から要点を聞き、参加型討論で課題を整理し、今後の戦略を議論します。資料をダウンロードして発言要旨やZoom会議室情報を入手してください。

防災への取組紹介

長年、男女共同参画や多文化共生等、ダイバーシティの視点で防災に取り組んできた団体と個人のネットワーク組織です。阪神大震災の経験から災害時に取り残されがちな人(特に女性や外国人)の自助力向上(エンパワメント)と、多様な人々の参画や共助を促しつつ防災を考える大切さを、教材や研修プログラムを開発しながら啓発してきました。内閣府男女局の防災・復興取組検討会座長を務めた浅野のGDRRは、東日本大震災女性支援ネットワークの後継組織で、各地でリーダー研修等を開催。NPAの相川は阪神等の取材経験から、防災リーダーや自治体職員らを対象とした地域防災の研修を300回近く実施。正井と田村は、それぞれ阪神大震災の「女性」「外国人」支援活動の草分けで、専門団体を設立しダイバーシティ防災を全国に発信してきました。

団体プロフィール

主催団体名


担当者
TEL
メール

阪神・淡路大震災からのダイバーシティの歩みを検証する実行委員会

相川康子
080-1471-9790
ponaikawa@outlook.jp

登壇者紹介

正井 禮子/まさい れいこ

認定NPO法人女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ代表

1995年の阪神・淡路大震災時に被災女性の支援を行う。2005年にシンポ「災害と女性」を開催。災害を女性の視点から検証し、防災・復興計画の策定に女性の参画の必要性を訴えた。東日本大震災女性支援ネットワークに参加し、女性と子どもへの暴力被害調査を行う。

田村 太郎/たむら たろう

一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事

兵庫県伊丹市出身。阪神・淡路大震災で被災した外国人への支援活動を機に「多文化共生センター」を設立。2007年から「ダイバーシティ研究所」代表として多様性に配慮のある組織や地域づくりに携わる。東日本大震災や熊本地震等でも官民連携による被災者支援に従事。NPO法人神戸まちづくり研究所副理事長、復興庁・復興推進参与等も務める。

浅野 幸子 /あさの さちこ

減災と男女共同参画 研修推進センター(GDRR) 共同代表

浅草育ち。阪神・淡路大震災で学生ボランティアとして活動。そのままNGOのスタッフとなり4年間、在宅避難者や復興まちづくりの支援に携わる。帰京後、市民団体で働きながら夜間大学院修了(政策科学修士)。2006年頃から女性と防災のテーマに取り組む。2011年6月、東日本大震災女性支援ネットワークに参画。2014年GDRR設立。内閣府「男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン」(2020)をはじめ、国・自治体の防災政策にかかわる。

相川 康子/ あいかわ やすこ

特定非営利活動法人NPO政策研究所専務理事

阪神・淡路大震災当時、地元紙の記者として市民救援活動や人権問題、環境問題等を取材。2007年に退職後、NPO役員や大学非常勤講師を務めながら、全国各地で男女共同参画と防災に関する講演や研修を実施。滋賀県や大阪市、枚方市等で防災会議委員を務め、今年度は啓発カード「しが防災プラスワン」の作成・普及に努める。