●日産自動車株式会社
弊社は2010年より販売している100%電気自動車「日産リーフ」を活用し、社会の課題解決を図る「ブルー・スイッチ」活動を2018年より展開しています。この活動の一環として、様々な自治体・企業に「日産リーフ」試乗車を貸与し、停電時の電力として使用いただく「災害連携協定」の締結を進めています（2022年９月末時点で、国内約150の自治体・企業と協定を締結済み）。「日産リーフ」からは建物、家電に電力を供給することができ、災害による停電が発生した際に、「走る蓄電池」として活用できます。2019年9月の台風15号では、千葉県内複数自治体に約50台の「日産リーフ」を貸与し、実際に給電支援を行いました。また、その後の台風19号、2020年の熊本県豪雨でも同様の支援を行い、強靭化の一助となっています。
●神戸市危機管理室・神戸地区トヨタ販売店・AI防災協議会
神戸市危機管理室では、災害時の避難所における生活環境確保の観点から電力確保の取り組みを進めている。これまでには避難所となる小中学校等に対し、小型ガス式発電機や蓄電池の配備などを実施してきた。最近では電気自動車等の外部給電機能に注目し、災害協定締結事業者と連携しながら、避難所への電力供給方法やその活用について、検討を進めている。
　あわせて、停電時でも施設の一部について、照明などをそのまま使用することができる「外部給電・神戸モデル」の実証事業を令和元年度から開始し、学校や自治会館等への設置を進めている。本モデルは、非常用発電機などを備えていない小規模施設に対し、安易・安価で導入できるなど非常に汎用性の高い設備となっており、防災訓練やイベントを通じて広くPRを実施している。
●兵庫三菱自動車販売株式会社
現在三菱の電動車両を取り扱い致しており、県下においては神戸市、西脇市、加東市、三木市、姫路市、播磨町と災害時における電動車両の貸し出しを無償で行う災害協定を締結致しております。また、兵庫県警本部、陸運局とも同様の協定を締結しており、災害時に役立てるような取組みを実施致しております。