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主催団体:【現地共同企画】伝承セッション2022

「100年後の共感へ バズる災害伝承をさぐろう」

10/23(日)

12:30

場所:人と防災未来センター 西館1Fガイダンスルーム1

自然災害の語り継ぎについて、地域と世代の異なるパネリストたちと、素朴で身近な問いを探り出し、共に考える時間を作ります。 各パネリストの活動報告の後に「問い」を設定し、その問いの進め方についてもその場で工夫しつつ、答えを探ってゆきます。

メッセージ

いろいろな地域から集まったひとたちで、できるだけ丁寧に丁寧にことばを探して重ねてゆきたいと考えています。あなたの声も、ぜひそこに重ねてください。

防災への取組紹介

自然災害の「語り継ぎ」をめぐって、これまでの歴史的な積み重なりと未来への糸口をかんがえるための臨時のセッション・チームです。さまざまな地域と時代の災害の語り継ぎについて活動している団体・個人が神戸にあつまって議論をはじめます。

団体プロフィール

主催団体名

担当者
メール

【現地共同企画】伝承セッション2022

高原 耕平
re28000@gmail.com

登壇者紹介

堀田ちひろ/ほった ちひろ、湯川友太/ゆかわ ゆうた

「あすパ・ユース震災語り部隊」メンバー

堀田)神戸大学経済学部4年生。1年次から、東日本大震災の被害にあった宮城県山元町や水害にあった宮城県丸森町、佐賀県武雄市へ訪問。神戸市内では、学生主催の阪神・淡路大震災の復興祭の企画・運営に携わる。 湯川)灘高校2年生。中3の3月に、学校の有志で福島を訪れ震災の経験と復興の現状を学ぶ合宿に参加。以降、合宿や文化祭企画等を通じて校内外で福島、東北を伝え、他校の高校生と共に学び続けている。

永沼悠斗/ながぬま ゆうと

「3.11メモリアルネットワーク」理事

大川伝承の会。宮城県石巻市出身・在住。 3.11当時は高校生。2014年より大川伝承の会で語り部活動を開始、「失われた街」模型復元プロジェクト記憶の街ワークショップin大川地区 実行委員を務める。3.11メモリアルネットワーク「若者プロジェクト」メンバーとして、若手語り部の連携やメディアと取材対象との対話機会創出に尽力。

米山正幸/こめやま まさゆき

北淡震災記念公園 総支配人

北淡町富島で被災。当時29歳。妻と2か月の長女と共に生活するなかで、地震の恐ろしさを体験する。 実家の鉄工所も被災したが、地震直後から富島消防団員として救助活動や復旧活動等にあたる。 語りべとして自らの体験、当時の北淡町の様子や地域コミュニティの大切さ命の大切さ地震に備えることの大切さなどを語る。

高井千珠/たかい ちづ

震災遺族・上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士

阪神・淡路大震災で帰省中の実家が全壊し男女の双子の一人の1歳半の息子を失う。震災の経験や息子への想いを綴った「将君のホームページ」を制作。それが学校の授業で使われ、道徳の教科書に採用される。 上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士。著書『ゆうへ 生きていてくれてありがとう』(2003)、『優しいあかりにつつまれて』(2014)。

武村雅之/たけむら まさゆき

名古屋大学減災連携研究センター特任教授

1952年京都生まれ、東北大学大学院理学研究科博士課終了(理学博士)。鹿島建設(株)小堀研究室プリンシパルリサーチャー、(株)小堀鐸二研究所副所長、名古屋大学減災連携研究センター教授を経て、同特任教授。専門分野は地震学・地震工学。著書に『復興百年誌:石碑が語る関東大震災』(鹿島出版会、2017)など多数。

高原耕平/たかはら こうへい

人と防災未来センター主任研究員

1983年神戸生まれ、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。2019年より人と防災未来センター主任研究員。専門は臨床哲学、災害の記憶伝承、防災技術と社会の関係。最近の業績として「0歳児が語る阪神・淡路大震災: 震災学習世代の中間記憶と世代責任」(地域安全学会論文集、2020)など。

藤原祐弥/松本乃映/長谷川侑翔

1.17 希望の架け橋

2020年10月に発足した語り部団体。 メンバー全員が、阪神・淡路大震災を経験していない世代として、「1.17のつどい」や「神戸ルミナリエ」、「小・中学校、高校での講演会」など語り部活動を実施中の団体。 「若者から若者へ」をモットーに阪神・淡路大震災の記憶を次世代へ伝え、繋げていく。

藤室玲治/ふじむろ れいじ

被災地に学ぶ会 代表 あすパ・ユース語り部隊 副代表

1974年生まれ。1995年、神戸大学在学中に阪神・淡路大震災に遭遇。2008年に神戸大学総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。神戸大学、東北大学、中央大学で被災地での学生ボランティア活動支援を行う。現在、神戸のNPO法人に勤務しつつ「被災地に学ぶ会」「あすパ・ユース語り部隊」等で活動。