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S-14

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セッション

福祉と防災の最前線 ―福祉・防災実務者の視野と視座―

主催団体:一般社団法人 地域安全学会 実務者企画委員会

10/22(土)

16:30

場所:JICA関西 2Fオリエンテーション室

福祉・防災を巡る行政の取組については、国、都道府県、市町村それぞれで違った視点で、違った役割を担っており、相互理解、連携がなければ実効性のある施策実施には繋がりません。そこで本セッションでは、個別避難計画を例にして、福祉部局と防災部局、国と自治体という異なった視座に立つ実務者と、研究者を交えた議論を通じて、それぞれの視野を共有しながら、異なる領域・階層で取り組む実務者同士の連携について考えます。

メッセージ

当委員会は、学会でありながら委員の過半数を行政職員が占め、学術研究で得られた知見をいかに実務に活かすかを追求しています。 実務者と研究者双方の生の声をぶつけ合う講演、パネルディスカッションを通じて、本大会の趣旨でもある「災害に関する知識や経験等の共有」の一例を紹介し、地域防災力の向上に貢献します。

防災への取組紹介

当委員会は、防災関係者の間で、分野を超えた交流・ネットワークを構築できるようなイベントや研究会などを実施し、実務に役立つ実践的な知見を得て、それぞれの業務に活かしていくことで、地域安全の向上に資することを目的としている。 学会内の委員会ではあるが、より実務に役立つことに重きを置いており、委員10名のうち、実務者(行政職員)6名、研究者4名の体制となっている。 主な取組としては、「福祉と防災の連携」や「ハザードマップの読み方」といった実務者側のニーズの高いテーマで、2箇月に1回程度オンライン勉強会を開催し、内容も後日視聴できるようYouTubeチャンネルで公開している。 ぼうさいこくたいでは、会場からそのオンライン勉強会を発信する。当委員会の取組の紹介と実際の取組を同時にご覧いただきたい。

団体プロフィール

主催団体名

部署
担当者
TEL
ホームページ

一般社団法人 地域安全学会 実務者企画委員会

実務者企画委員会
古橋 勝也
075-414-5618
https://isss.jp.net/

登壇者紹介

近藤 真吾 / こんどう しんご

岡山市危機管理室 主事

平成29年度入庁。市では北区役所総務・地域振興課等で町内会の活動支援等を担当。令和元年4月から令和3年6月まで内閣府防災(避難生活担当)へ出向し、避難行動要支援者や避難所に関する業務を担当。令和3年7月に帰任し、現職。
令和3年度には、内閣府個別避難計画作成モデル事業のモデル自治体として計画作成に取り組むなど、国・自治体双方での経験を活かして避難行動要支援者の避難体制づくりに取り組んでいる。

岩垣津 信太朗 / いわがいつ しんたろう

岐阜県危機管理部防災課 主任

平成23年度入庁。公共土木施設の災害復旧事業や火山防災協議会(御嶽山・焼岳・乗鞍岳)の事務局、内閣府防災担当のOJT研修などの経験を経て、現職。 現在、市町村防災体制の支援に関することとして、主に個別避難計画や避難所に関する業務に従事し、福祉と防災の連携が進むよう鋭意活動中。

小松 剛 / こまつ たけし

伊那市総務部危機管理課 係長

平成12年度入庁。平成27年度長野県危機管理部へ派遣。平成30年度より現課。神城断層地震では被災宅地危険度判定士として活動、御嶽山噴火災害再捜索では現地対策本部活動調整班主担当として従事。他、全国の被災地にて現地踏査等実施。市民向け防災講座、自主防災リーダー向け研修、福祉防災・各種防災計画・BCP作成支援、災害ボランティア養成等を担当。

岡田 恵実 / おかだ えみ

豊橋市防災危機管理課 主事

平成29年度、育休代替職員として入庁。災害ボランティアコーディネーター業務などを経て、令和3年度正規採用。現在は、防災ガイドブック更新などの計画関係業務に携わる。名古屋大学減災連携研究センター受託研究員。業務外では、防災啓発ボランティア活動、豊橋市消防団女性分団分団長、陸上自衛隊一般公募予備自衛官など。

小山 真紀 / こやま まき

岐阜大学流域圏科学研究センター 准教授

岡山県倉敷市出身.博士(工学).NTTでの勤務を経て1999年より(財)地震予知総合研究振興会東濃地震科学研究所入所.2010年より京都大学安寧の都市ユニット特定准教授.2015年より現職.専門は地域防災学.災害が起きたときに人がどのような困難に陥るか,それを軽減するためにはどうしたらよいかについて,関係者と協働しながら実践研究を進めている. https://researchmap.jp/makik

古橋 勝也 / ふるはし かつや

京都府危機管理監付 参事

平成14年京都府採用。入庁以来、主に危機管理、防災、消防救急行政に従事。京都府災害ボランティアセンター初動支援チームにも所属。これまで、府内の豪雨災害等の対応のほか、東日本大震災や熊本地震など他府県の地震災害、豪雨災害では現地に派遣され、自治体職員としての被災自治体の支援や、ボランティアセンター員としての現地支援にも携わる。