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S-22

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セッション

ー1.17+3.11からの教訓ー 長期・広域避難者支援における災害マネージメントのあり方を考える

主催団体:一般社団法人ほっと岡山

10/22(土)

12:30

場所:JICA関西 3Fセミナー室31・32

今後の大規模災害時に発生する広域避難者問題について、阪神淡路・大震災及び東日本大震災の教訓を踏まえ、長期・広域避難者支援における「災害ケースマネージメント」のあり方、及び残存する課題として、法整備や制度に求められる点を共に考える機会を設ける。

メッセージ

災害時、自治体を超えた「広域避難者」の問題。長期・広域避難者支援における「災害ケースマネージメント」のあり方を考えます。 1.17そして3.11の経験が、まだ見ぬ被災者にいかされ、平時からの地域づくりを考えるきっかけとなることを目指します。

防災への取組紹介

東日本大震災により岡山県に避難された方の支援に取り組む。生活再建支援のほか、避難者のレジリエンス支援、ふるさととのつながりづくりなどの直接支援を実施。同時に、長期・広域避難者支援からみえてきた教訓を、岡山の防災・減災力の向上に寄与するよう、各種防災啓発事業も展開。特に、災害時要配慮者に該当する高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦や外国にルーツのある方、またジェンダー視点や社会的マイノリティの方に向けた防災・減災の啓発活動に取り組む。

主催団体名

メール
ホームページ

一般社団法人ほっと岡山

office.hotokayama@gmail.com
https://hot-okayama.net/

登壇者紹介

栗田 暢之/くりた のぶゆき

愛知県被災者支援センター長

「認定NPO法人レスキューストックヤード」代表理事。2011年6月に愛知県が設置した「愛知県被災者支援センター」を受託。また、岐阜県・三重県への避難者支援のための「ふくしま支援室」も福島県から受託。東日本大震災支援全国ネットワーク代表世話人も務め、11年にわたり広域避難者支援活動に携わる。

澤上 幸子/さわがみ さちこ

NPO法人えひめ311事務局長

3.11をきっかけに福島県双葉町から愛媛県へ家族で避難。2012年5月に「えひめ311」を設立し、9月法人化させ、当事者支援団体として四国内に避難している方々のサポートを行っている。また、「(一社)社会的包摂サポートセンター」の被災者専門ラインのCOとしてさまざまな災害における相談窓口を担当している。

真壁 さおり/まかべ さおり

社会福祉士、ファシリテーター

高齢者施設での介護や生活相談員、NPO・市民活動支援の仕事を経て、東日本大震災後は、被災地の行政・社協・NPO・住民など被災者支援者の支援とネットワーク構築をサポート。社会福祉士。犬、散歩、お酒をこよなく愛する。仙台市在住。

牧 秀一/まき しゅういち

東京理科大学数学科卒業後、1975年神戸市の夜間高校の教師となる。37年間夜間高校教師生活の中で、生徒と親から人生の苦難を学ぶ。1995年阪神淡路大震災9日目、自宅近くの避難所で「よろず相談室」を開設。訪問活動、識字教室、手紙支援、災害障害者の集い、及び東日本大震災では主に支援者支援を行った。

服部 育代/はっとりいくよ

一般社団法人ほっと岡山 代表理事

2011年東日本大震災をきっかけに東京から岡山へ移住。発災時、子育て支援NPO運営に関わり、防災啓発書籍の制作のさなかであった。2014年、岡山市に広域避難者支援拠点を設け本格的に携わる。現在は避難者支援から見えてきた課題を、発災前の平時からいかせるよう、防災・減災の啓発活動にも取り組む。

青田良介/あおたりょうすけ

兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授

兵庫県職員として阪神・淡路大震災を経験。アジア防災センターで防災協力に携わる傍ら、神戸大学博士後期過程に入学、海外の災害NGOを研究。学位取得後、仕事と研究の二足の草鞋を経験。兵庫県立大学教員に採用後は、減災復興における官民の連携、防災ガバナンス、被災者支援に関する研究を進めている。