プログラム

S-30

一般向け

セッション

「東日本大震災津波被災地
・岩手における防災の学び」について

主催団体:三陸振興協議会

10/23(日)

10:30

場所:IHDセンタービル 3F会議室1

住民を主体とした地域の防災力の向上、岩手県内における東日本大震災津波の教訓伝承の取組を軸に据え、災害に強い地域づくりに向けた取組を考えるとともに、これまでの復興の歩みや復興支援への感謝の想いを伝え、復興の先を見据えた「防災を学習する場」としての新しい岩手の姿を発信します。

メッセージ

東日本大震災津波からの復興の取組を進める過程で得られた教訓の伝承や、防災・減災の最先端地域としての岩手県の三陸地域の姿を広く国内外に発信し、世界の防災力向上に貢献していくことは、被災地としての責務であり、全国の皆様に津波防災について学んでいただき、地域の枠を超えた防災意識・防災力の向上に貢献できれば幸いです。

防災への取組紹介

三陸振興協議会は、岩手県内の沿岸13市町村、大学、関係団体等と岩手県が、東日本大震災津波からの復興の先を見据え、三陸地域の総合的な振興を図るために設置した協議会です。 東日本大震災津波から11年を経て、岩手県沿岸部の各地域でこれまで取り組んできた震災伝承や防災学習等の活動について、岩手三陸の文化として持続的に地域に根付いた活動とするための仕組みづくりや、岩手県の三陸地域を「防災を学習する場」とする取組を推進しています。

団体プロフィール

主催団体名

住所

三陸振興協議会

(事務局)〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1

登壇者紹介

杉安 和也/すぎやす かずや

公立大学法人岩手県立大学総合政策学部 講師

大分県出身。2013年に東北大学災害科学国際研究所助教に着任。以降は、東北地方、特に福島県いわき市を中心的なフィールドとし、自治体と連携した避難訓練の企画運営支援を行う。2021年4月より現職。自然災害論、地域防災論等を担当。地域安全学会 東日本大震災特別委員会委員も努める。

阪本 真由美/さかもと まゆみ

公立大学法人兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授

人と防災未来センター主任研究員、名古屋大学減災連携研究センター特任准教授を経て、2017年4月より兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科にて勤務、2020年4月より現職。専門は、防災学、減災リスクコミュニケーション、防災教育、国際協力。官民連携による災害対応の仕組みづくりにも取り組んでいる。

山野目 真/やまのめ しん

三陸鉄道株式会社運行本部旅客営業部旅客営業課長

岩手県宮古市出身。東日本大震災を機に故郷にUターン。2018年4月三陸鉄道入社、旅客営業課長に就任し現在に至る。 2019年から震災学習列車でのガイドを行い、東日本大震災の伝承と復興の今の状況を伝えている。

菊池 のどか/きくち のどか

岩手県釜石市出身。釜石東中学校3年の3月11日に東日本大震災が発災し、隣接する小学校の児童とともに避難した経験をもつ。この経験を基に、震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」での語り部ガイドを経て、三陸鉄道震災学習列車での語り部ガイドや、防災ワークショップなど震災・防災に関わる様々な活動に取り組む。

津軽石 昭彦/つがるいし あきひこ

関東学院大学法学部地域創生学科 教授

元岩手県職員。防災士。県職員として、震災後は、被災により失業された方々の雇用支援、災害廃棄物の処理などを担当。2018年より現職。大学では、地方自治、地域環境政策、防災復興政策等に関する科目を担当。学生たちと被災地を訪れ、被災者の方々の話を聴き、若者視点からの復興政策を考えさせる活動も行っている。