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セッション

モビリティ・レジリエンス~災害時のクルマ被災をどうするか?~

主催団体:一般社団法人日本カーシェアリング協会

10/22(土)

16:30

災害時にクルマが被災することは皆承知しているが、そのことによる被災者への影響があまり認知されておらず対策もなされていない。災害時のクルマ被災に焦点を当て、今後どのような体制や連携が必要かを探る。

メッセージ

災害時にクルマが被災することは皆承知していますが、そのことが被災者へどんな影響を与え、どれ位の規模起こっているのか把握すらされていない状況にあります。災害時におけるクルマ被災について、実際に被災された方の声やこれまで取り組んできた産官民で連携して実施した「寄付で集めた車を活用した支援活動」を紹介します。

防災への取組紹介

一般社団法人日本カーシェアリング協会は、2011年東日本大震災後に宮城県石巻市で設立。「寄付車」を活かした社会貢献を行う非営利組織である。事業は大きく3つあり①車をシェアして支え合う仕組みを地域につくる「コミュニティ・カーシェアリング」②寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする「ソーシャル・カーサポート」③災害時に車で困らない仕組みをつくる「モビリティ・レジリエンス」。寄付で集めた車を活用した支え合いの仕組み作りをミッションとし活動している。 災害時には被災者や支援団体へ車を無料で貸出す活動を、企業・団体・自治体と連携して実施。現在は、災害が発生した際迅速に支援を進めるための3つの行動「災害時返却カーリースの普及」「モビリティ・レジリエンス・アライアンスの拡大」「拠点の設置」を進めている。

団体プロフィール

主催団体名

TEL
メール
ホームページ

一般社団法人日本カーシェアリング協会

0225-22-1453
info@japan-csa.org
http://www.japan-csa.org

登壇者紹介

吉澤 武彦/よしざわ たけひこ

一般社団法人日本カーシェアリング協会 代表理事

兵庫県姫路市出身。立命館大学政策学科を卒業後、大阪の企業に勤めながら週末などに社会活動を始める。退社後に活動を本格化させ、様々なプロジェクトに取り組む。東日本大震災後、一般社団法人日本カーシェアリング協会を設立し石巻で取り組みを続ける。内閣府地域活性化伝道師、総務省地域創造力アドバイザー。

諸留 逸/もろとめ すぐる

トヨタ自動車株式会社 社会貢献推進部 共生社会推進室 モビリティフォーオールG 主幹

東京都出身。筑波大学体育専門学群卒業後、1998年トヨタ自動車(株)に入社。海外マーケティング分野に所属し、2019年より2年間内閣府(防災担当)に出向。ぼうさいこくたいなどの国民運動やボランティアを担当し、同年東日本台風災害では宮城県支援を経験。帰任後トヨタ災害復旧支援(TDRS)のチームリーダーを務める。

宮本 明子/みやもと あきこ

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金 プログラム企画G プログラム・マネージャー

福島県出身。東京理科大学生物工学科を卒業後、トヨタ自動車に入社。品質管理部門を経て、2015年社会貢献推進部に異動し、2020年よりトヨタ・モビリティ基金(TMF)に出向。TMFでは、主に日本での地域モビリティに対する支援施策を担当。

岩永 幸三/いわなが こうぞう

佐賀県 県民環境部副部長

佐賀県庁の初代県民協働推進担当官。協働化テスト(協働の提案制度)、プロボノ、マッチングギフト方式による市民コミュニティ財団への補助、ふるさと納税のNPO等指定、NPO/NGOの誘致等に携わる。この他、「新しい公共」推進会議の専門調査会委員、地域に飛び出す公務員を応援する首長連合の初代事務局長を務めた。

伊藤 和茂/いとう かずしげ

ルート産業株式会社 代表取締役

静岡県静岡市、北海道釧路市、千葉県千葉市で育ち、日本大学生産工学部を卒業。専門商社で多くの経験を積み、15年前からルート産業の経営者となる。震災1年後、日本カーシェリング協会の吉澤代表からのエンジンオイルを提供して欲しいとの電話をきっかけに、日本カーシェリング協会を通じた支援を開始し、今に至る。

所澤 新一郎/しょざわ しんいちろう

一般社団法人共同通信社 気象・災害取材チーム長

長崎勤務だった雲仙・普賢岳噴火を機に災害に関わる。函館勤務時に北海道南西沖地震復興、仙台デスク勤務時に東日本大震災復興などの報道に従事。2018年から現職。日本火山学会、日本災害復興学会の両広報委員、日本災害情報学会監事、専修大学社会科学研究所研究員。内閣府TEAM防災ジャパンメディアチーム。