セッション

SS-2115:30〜17:00広島大学防災・減災研究センター
相乗型豪雨災害から命を守るために
  • 専門向け(学術界)
  • 自治体向け

メッセージ

広島では豪雨による深刻な土砂災害が繰り返し起きています。崩壊・土石流が集中発生するメカニズムはまだ十分には明らかになっていません。それを解明するために広島大学防災・減災研究センターでは大学敷地内にある「ががら山」を実験フィールドとして整備し研究に取り組んでいるのでこれも含めて紹介します。

セッション内容

2018年7月の豪雨災害の崩壊・土石流や土砂洪水氾濫の発生状況と要因(長谷川祐治准教授)、発災時・発災後に見られた道路や交通などのインフラの混乱メカニズムの分析(藤原章正教授)、実効性のある避難のあり方の模索(坂田桐子教授)、withコロナ時代における避難所運営に向けて(大毛宏喜教授)等の広島大学防災・減災研究センターの取組を紹介し、地域住民などと今後の防災について討議します。
※アーカイブなし

登壇者紹介

  • 海堀 正博 広島大学先進理工系科学研究科教授/防災・減災研究センター長 京都大学にて博士号を取得、専門分野は砂防学。昨年度まで砂防学会会長を務め、内閣府や広島県などの災害検証委員としても活動。
  • 藤原 章正 広島大学副学長/先進理工系科学研究科教授 広島大学にて博士号を取得、専門は交通工学。現在、アジア交通学会理事、土木学会理事他を務め、広島県都市計画審議会会長など国や地方行政の審議会等でも活動。
  • 大毛 宏喜 広島大学病院副病院長/感染症科教授 医学博士。専門は感染症と消化器外科。平成30年7月豪雨災害では大学病院の被災地医療支援を指揮し、以後災害医療研究に取り組む。日本感染症学会理事を務める。
  • 坂田 桐子 広島大学大学院人間社会科学研究科教授 広島大学にて博士号を取得、専門は社会心理学。日本社会心理学会第28・29期常任理事を務めたほか、広島県の平成30年度7月豪雨災害避難行動研究チームにおいて活動。
  • 長谷川 祐治 広島大学先進理工系科学研究科准教授 筑波大学にて博士号を取得、専門は砂防学。これまでに砂防学会砂防技術賞などを受賞。国土交通省や広島県の土砂災害対策に関する委員会の委員としても活動。
  • 山口 正記 福山市総務局総務部危機管理防災課長 1987年福山市役所に入所、2013年危機管理防災課 地域防災担当次長、2017年 から危機管理防災課 課長、2018年に平成30年7月豪雨の災害対応を経験。
  • 杉原 均 福山市山手学区町内会連合会会長/福山市山手学区自主防災協議会会長 阪神・淡路大震災では緊急消防援助隊として神戸市で活動。2008年から福山地区消防局長。福山市山手学区町内会連合会会長及び福山市山手学区自主防災協議会会長として西日本豪雨災害等に対応。
  • 神尾 博志 東広島市総務部危機管理課長 1993年入庁後、総務、税務、農林水産、企画、芸術文化、プロジェクト推進、中小企業支援・雇用対策などに関わる業務に従事。2020年4月より現職。現在、「地域強靭化計画」の策定も進めている。
  • 牧野 美三夫 東広島市八本松住民自治協議会防災委員会委員長 2014年から東広島市八本松西地区(宗吉)防災会防災会長、2018年から東広島市八本松住民自治協議会防災委員会委員長を務める。