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セッション
ハイレベルセッション
つながりが創る復興と防災力
〜東日本大震災の経験から〜
- 11/6(土)
- 14:30
- 場所:釜石市民ホール ホールA
■趣旨
大震災から10年。岩手県をはじめとする東北被災地は、街の復興はもとより、住民の防災意識向上、復興の担い手の育成など、ハード・ソフトの両面から、 「より良い復興」(Build Back Better)に取り組んできました。被災地の復興と防災力強化を担ってきた内外のリーダーたちをつなぎ、10年間の経験と未来のビジョンを語っていただきます。
- 登壇者紹介
板橋 恵子(いたばし けいこ)
株式会社エフエム仙台 防災・減災プロデューサー
仙台市防災会議委員
東北大学 今村文彦教授(現・災害科学国際研究所所長)をパーソナリティに迎えた防災啓発番組を2004年から制作。災害時の非常食レシピを紹介する『サバメシ*コンテスト』を企画・開催。震災後は同コンテストを『サバメシ防災ハンドブック』刊行に切り替え、監修を担当。 参考リンク:「サバ・メシ防災ハンドブック2021」
岩崎 昭子(いわさき あきこ)
旅館 宝来館 女将
(一社)根浜MIND代表理事
1963年に両親が始めた釜石市の旅館「宝来館」に、成人後勤務。
震災前の建物を1995年11月にビル的な建物に立て直す。
東日本大震災直後には、地域の避難所として旅館を開放した。
また自身の体験を伝える「震災報告会」も行っている。
及川 善弥(おいかわ ぜんや)
三陸フィッシュペースト株式会社 代表取締役社長
創業してから141年間、6代にわたり続くかまぼこメーカー㈱及善商店代表取締役。
同社の東日本大震災からの再建時に、かまぼこのあり方に危機感を感じ2017年同業者と三陸フィッシュペースト㈱を設立し、その代表も務める。
伝統を繋ぐことはもちろん大事だが、日々新しい挑戦を続ける若き経営者。
神谷 未生(かみたに みお)
一般社団法人おらが大槌夢広場 代表理事
米国にて正看護師として、大学病院に勤務しつつ海外派遣医療団を経験。その後、青年海外協力隊として途上国医療にも携わる。東日本大震災直後、国際NGO職員として大槌町に派遣され、緊急支援活動に従事後、ロンドン大学大学院にて国際公衆衛生学修士号取得。2012年より現団体に所属し、2018年より代表理事。
越谷 信(こしや しん)
岩手大学理工学部教授/地域防災研究センター長
東北大学にて博士号を取得、専門分野は地質学。自治体への防災活動の提言などを行う委員を務めるほか、地域防災フォーラムの主催者、防災リーダー育成プログラムなどの講師としても活動。
佐藤 摩利子(さとう まりこ)
国連人口基金 駐日事務所長
釜石市地方創生アドバイザー
1998年国連ハビタット・アジア太平洋事務所(福岡)入所。人間居住専門官として従事し、2006年より同ジュネーブ事務所にて人道支援調整官、2009年9月に同バンコク事務所を開設し、初代所長に就任。2017年9月より現職。釜石市地方創生アドバイザーを筆頭に国や大学の複数の委員やアドバイザーを務める。
中川 優芽(なかがわ ゆめ)
富士宮市立富丘小学校 教諭(防災教育担当)
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
2018年釜石市に移住し、2年間地域おこし研究員として活動。東日本大震災前から釜石小が取り組んでいた「下校時避難訓練」に着目し研究を行っている。静岡と釜石の架け橋となり、子供たちの命を守りたい。
野田武則(のだ たけのり)
釜石市長
1953年生まれ。2007年11月に釜石市長に就任し、現在4期目。
岩手県沿岸市町村復興期成同盟会会長として東日本大震災における三陸沿岸被災地の復興に尽力した。震災の教訓を発信しながら、「誰一人として犠牲にならないまちづくり」に向けて取り組んでいる。
村上 威夫(むらかみ たけお)
内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(普及啓発・連携担当)
広島県出身。国土庁(現国土交通省)入庁後、土地・不動産政策、地域開発・振興政策、インフラ関係政策などに関わる。防災関係では、2007年から2012年にかけて、国連勤務(UNOCHA及び現UNDRR)、内閣府(防災担当)参事官補佐、防災担当大臣秘書官を経験。2021年8月より現職。