プログラム プログラム

S16
  • LIVE
  • REAL
  • 地震・火山
  • 南海トラフ
  • 一般向け
  • 専門向け(学術界)

セッション

地域防災の担い手やジオガイドが徹底質問「地震のこと、語れるまで教えて」
=どこまで分かった東北地方太平洋沖地震、何が分かってない日本海溝・千島海溝や南海トラフの地震

主催団体:公益社団法人日本地震学会

  • 11/6(土)
  • 10:30
  • 場所:ホテルサンルート釜石 鳳凰西

地震学会の第一線の専門家が、地域で地震を伝える側になる地域防災の担い手やジオガイド向けにプレゼン動画を作成。日本ジオパークネットワークと連携し、各地のジオガイドが事前に解説動画を見て、分からないところや、普段からの疑問点を事前に質問します。もちろん一般参加の事前質問も大歓迎、当日聞くだけでもOKです。一方的な説明ではなく、皆さんが「分からないところ」を納得するまで、できる限り質問に答えます。

メッセージ

“

地域防災活動の担い手の皆さん、地震や津波への備えを語るとき、地震をうまく説明できないことがありませんか?
釜石など三陸や各地のジオパークで、大地の営みと人の暮らしを伝えるジオガイドの皆さん、地震についてうまく語れますか?
「分からない」も共有し、時に被害をもたらす地震との向き合い方をともに考えます。

“

防災への取組紹介

地震学の研究者を中心にした学術団体ですが、学会員には学校教員や自治体職員、マスコミ関係者もおり、広く社会に地震学の知識を共有し、防災力を高めることに活かしてもらう取り組みも行っています。子どもたちを対象にした防災教育や、学校教員を対象にした研修、技術者を対象にした講習会のほか、被災地で疑問に答える住民セミナーも開催。東日本大震災後は、社会に“等身大”の地震学の現状を伝えていくことが大切だと考えて「分からない」ことも意識して伝える活動をしています。

  • 団体プロフィール
  • 団体プロフィール
  • 主催団体名
  • 公益社団法人日本地震学会
  • 住所
  • 〒113-0033 東京都文京区本郷6-26-12東京RSビル8F

  • TEL
  • 03-5803-9570
  • メール
  • zisin@tokyo.email.ne.jp
  • 登壇者紹介
  • 登壇者紹介イラスト
小原 一成

小原 一成(おばら かずしげ)

公益社団法人日本地震学会会長

東京大学地震研究所・教授。理学博士。防災科学技術研究所在職中に深部低周波微動等の各種スロー地震を発見した。同地震観測データセンター長を経て、2010年より現職。2015~2019年地震研究所長。米国地球物理学連合フェロー、同グーテンベルグレクチャラー、日本地震学会賞などを受賞。2020年より日本地震学会長。

青井 真

青井 真(あおい しん)

防災科学技術研究所地震津波火山ネットワークセンター長、
南海トラフ海底地震津波観測網整備推進本部副本部長

専門は地震津波観測、強震動地震学、数値シミュレーション、即時予測。陸海統合地震津波火山観測網MOWLASの構築と運用に関わると共に、強震モニタなどリアルタイム情報発信の研究開発を行う。文部科学大臣科学技術賞受賞。

松澤暢

松澤 暢(まつざわ とおる)

東北大学大学院理学研究科教授

1986年東北大学大学院博士課程修了。理学博士。東北大学理学部助手、東京大学地震研究所助教授等を経て、2008年より現職。省庁や自治体等の地震関係の委員を歴任。専門は地震学で、特に地震発生に至る過程を研究。講演では、巨大地震のスケール感と現在の東北地方の状況をお伝えしたい。

杉本伸一

杉本 伸一(すぎもと しんいち)

雲仙岳災害記念館館長

長崎県島原市生まれ。島原市職員として雲仙普賢岳噴火災害を体験。災害遺構の保存活動に携わるとともに、内閣府火山防災エキスパートとして、火山防災の実践に基づき防災思想の普及に努める。東日本大震災の復興支援として、2014年から6年間岩手県宮古市に居住し、三陸ジオパークの推進に携わる。

中川和之

中川 和之(なかがわ かずゆき)

時事通信社解説委員

科学記者として地震や火山、災害対応を学び、出身地での阪神・淡路大震災をきっかけに市民の立場からの災害対策を模索、中央防災会議専門委員などを歴任。災害と自然の恵みを次世代に伝える活動を続け、ジオパーク委員会委員も務める。静岡大学防災総合センター客員教授、日本地震学会理事。防災功労者防災担当大臣表彰。