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セッション

災害伝承ミュージアム・セッション vol.3 2021 災害への備えを啓発する新たなチャレンジ

主催団体:阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター

  • 11/7(日)
  • 12:30
  • 配信:オンラインLINE1
ONLINE配信動画

 このセッションは、全国の災害伝承ミュージアムをつなぎ、互いの活動へのフィードバックと、協働の模索等に活かすことを願い、情報交換をします。

 第一部では、全国から選抜された複数施設から、長く続くコロナ禍においての施設運営の取り組みなどを含み、最新の取り組みをプレゼンテーションしていただきます。

 また第二部では、有識者等によるショートレクチャー、各施設への質問の投げかけなどを通し、テーマの深く掘り下げるとともに、今後の展望等について議論してまいります。

 全国でミュージアム施設や、防災・減災の啓発に関わる方はもちろん、広く一般の方に是非、ご参加いただければ幸いです。

(ぼうさいこくたいのウェブサイトからのご視聴は、開始12:30から14:00までとなります。

 主催団体による特設サイトに移動していただくことで視聴は継続いただけます。)

プログラム

 

 第一部:全国の災害伝承ミュージアムからの動向レポート 12:30-13:30

 (1)セッション開催趣意のお伝えと、

   「全国の災害伝承ミュージアムへのアンケートリサーチ2021 」調査結果のレポート

       平林 英二(人と防災未来センター 企画ディレクター,)

 (2)全国の災害伝承ミュージアムからのプレゼンテーション 

      施設名(所在地)登壇者

    -1 いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市)川崎 杏樹     

    -2 みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)伊藤 崇宏 

    -3 福島県立博物館(福島県会津若松市)筑波 匡介   

    -4 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(東京都江東区)丸山 浩司

    -5 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)筆保 慶一

    -6 北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)米山 正幸

    -7 雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)東山 陽次

 第二部:ディスカッション 13:40-15:00

 「これからの災害伝承ミュージアムの学びのあり方を考える」

   ショートレクチャーとディスカッションテーマの提供      

    -1 澤田 雅浩 兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授

    -2 川西 勝 読売新聞大阪本社編集委員,人と防災未来センター・リサーチフェロー

 進行:澤田 雅浩 & 平林 英二

メッセージ

“

 当セッションは、過去2回の「ぼうさいこくたい」においての実践したプログラムを継承する第3回目となります。
 全国の災害伝承施設等の関係者が一堂に顔を合わせ、互いの情報を交換しあうことができる機会が少ないため、これまでの実践で、とても貴重なセッションであることを感じてきました。これまで登壇いただいた施設からもそれぞれに評価をいただくことができ、何かを協議する以前に、互いに紹介しあい、知り合うことだけでもまずは有意義であるということを実感しています。
 全国各地の施設が、近年こうした機会が持てるようになったことは、「ぼうさいこくたい」というプラットホームを例年の恒例行事として発展させてきていただいたこと、そしてコロナ禍でオンラインの取り組みが加速したことのおかげであったとも思います。今回もこの機会を大切に有意義な時間を持てますことを願っています。
 また今回も、来館施設という役割を担う施設どうし、続くコロナ禍において役立つ情報を交換できればと考えています。そして、それのみに止まらず、災害を伝承し、我が国の防災・減災を推進するための拠点としての役割を担う立場として、今、何を思考するべきかを考え、意見を公開し、考察を深めることを願い、そうした内容をプログラムに込めています。
 このセッションを契機として、施設間のつながりが一層深まり、より多くの施設がともに関係を広げ、今後、必要な協力や連携を実現するための一助となればと願っています。
 全国の多くのみなさまにご参加いただければ幸いです。

“

防災への取組紹介

阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすことを通じて、災害文化の形成、地域防災力の向上、防災政策の開発支援を図り、安全・安心な市民協働・減災社会の実現に貢献することをミッションとし、平成14年4月に兵庫県が設立した施設です。「減災社会の実現」と「いのちの大切さ」「共に生きることの素晴らしさ」を世界へ、そして未来へと発信しています。

  • 団体プロフィール
  • 団体プロフィール
  • 主催団体名
  • 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
  • 部署
  • 事業部運営課
  • 担当者
  • 平林 英二
  • 住所
  • 〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2 西館5F

  • TEL
  • 078-262-5502
  • メール
  • eiji-h@e-mail.ne.jp
  • 登壇者紹介
  • 登壇者紹介イラスト
川崎 杏樹

川崎 杏樹(かわさき あき)

いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市)

語り部
中学校2年生の時に東日本大震災を経験。大学進学のため4年間、釜石市を離れるが、卒業とともに釜石にUターンする。2020年に(株)かまいしDMCに入社し、いのちをつなぐ未来館に勤務し、伝承活動を行っている。

伊藤 崇宏

伊藤 崇宏(いとう たかひろ)

みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)

宮城県 復興・危機管理部 復興支援・伝承課 震災伝承班 企画員(班長)
経済商工観光部観光課主査、保健福祉部医療政策課主任主査(県立病院機構派遣)などを経て、令和2年4月から震災復興企画部震災復興推進課(原課の前身)企画員を務め、令和3年4月より現職。「みやぎ東日本大震災津波伝承館」の開館と、管理・運営に携わる。

筑波 匡介

筑波 匡介(つくば ただすけ)

福島県立博物館(福島県会津若松市)

学芸課 副主任学芸員(災害分野長 震災遺産保全プロジェクトチーム長 企画推進班)
新潟県中越地震の伝承施設である中越メモリアル回廊の整備と運営に関わったのち、福島県立博物館の震災遺産を担当する。今年度、災害分野を新たに立ち上げて、地域の学校等で防災教育を手法とした教育普及に取り組む。東日本大震災を福島県の歴史として常設展示するために検討を重ねている。2018(平成30)年より現職。

丸山 浩司

丸山 浩司(まるやま こうじ)

東京臨海広域防災公園そなエリア東京(東京都江東区)

1管理センター長
2016年より東京臨海広域防災公園の管理センター長を務める。
公園の管理及びそなエリア東京の運営に携わる。

筆保 慶一

筆保 慶一 (ふでやす けいいち)

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)

事業部長
2021年4月から現職。 
兵庫県庁令和3年3月末定年退職。長年防災局に在籍し、阪神・淡路大震災の復興支援・教訓継承や消防行政等を担当、ほかに県立芸術文化センター、県立歴史博物館に勤務。

米山 正幸

米山 正幸(こめやま まさゆき)

北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)

北淡震災記念公園 総支配人 株式会社ほくだん 代表取締役
1995年阪神・淡路大震災に淡町(現淡路市)富島(としま)で被災。当時29歳。
語りべとして自らの体験、当時の北淡町の様子や教訓を語り、自然災害からの教訓を交え、地域のコミュニケーション、命、地震に備えることの大切さなどを伝える。
2000(平成12)年2月株式会社ほくだん入社。
2005(平成17)年10月震災の語りべ活動開始。公園内外での講和回数は1400回を超える。
2017(平成29)年7月より現職。

東山 陽次

東山 陽次(ひがしやま ようじ)

雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)

企画広報グループ・学芸員
2014年熊本大学大学院自然科学研究科修了。
2018年より雲仙岳災害記念館で勤務。現在まで、教育普及、ワンダーラボのイベント企画、企画展示の製作等に従事。専門は火山岩岩石学・地球化学。学芸員資格。日本火山学会所属。いのりの灯事業や教育プログラムを通してボランティア語り部ガイドとの交流を行っている。

澤田 雅浩

澤田 雅浩(さわだ まさひろ)

兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授

長岡造形大学建築・環境デザイン学科准教授などを経て2017年より現職。
2004年新潟県中越地震の被災地で、緊急対応から集落の復興に至るプロセスに継続的に関与。新潟県中越大震災復興検証にも携わる。長岡震災アーカイブセンターきおくみらい館長。
また、内閣府地区防災計画モデル事業アドバイザーとして、住民や地域の知恵を集めた防災・減災対策の推進にも関ってきた。

川西 勝

川西 勝(かわにし まさる)

読売新聞大阪本社編集委員,人と防災未来センター・リサーチフェロー

1988年京都大学文学部卒、読売新聞大阪本社入社。1995年阪神・淡路大震災を契機として災害報道を担当。気象予報士。兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士後期課程在学中。

平林 英二

平林 英二(かわにし まさる)

阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 運営課 企画ディレクター

当センター開設から1年後の2003年、現在の東館オープンを機に関わる。以来、展示・イベント等の企画業務全般に携わる。