つながりが創る復興と防災力
〜東日本大震災の経験から〜
-日常の中に災害文化をよみとくー
これからの10年~伝承・教育の未来~
~労働組合としてできること~
ー津波警報技術の向上で安心安全な社会をー
■趣旨
大震災から10年。岩手県をはじめとする東北被災地は、街の復興はもとより、住民の防災意識向上、復興の担い手の育成など、ハード・ソフトの両面から、 「より良い復興」(Build Back Better)に取り組んできました。被災地の復興と防災力強化を担ってきた内外のリーダーたちをつなぎ、10年間の経験と未来のビジョンを語っていただきます。
東日本大震災では、情報通信インフラ、施設は壊滅的な被害となった。これらの復旧・復興にあたり、その経験や教訓から産学官連携で災害に強いICTシステムの研究開発を進め、南海トラフ地震等将来の大地震等に備えていただくシステムの社会実装を目指している。今般NICTと連携し災害時において容易に通信ネットワークを構築するシステムを展示し、自治体や防災関係機関等に広く周知を図る。また、災害時における通信確保や情報伝達のため自治体等に無償貸与する移動電源車、可搬型発電機、衛星携帯電話、トランシーバー及び臨時災害放送局を同時展示し、無償貸与資機材の認知を図る。
東日本大震災の実情と教訓、復旧・復興の状況、被災地各地の震災伝承施設、『3.11伝承ロード』の取組み等を紹介するパネルや動画を展示。
ジオパークネットワークでは、災害を伝え身を守る取組として、大地の成り立ちを学ぶことにより起こった災害、これから起こるであろう災害を知り、体験談や遺構により災害を伝えている。そのような取組を紹介する。
阪神・淡路大震災、東日本大震災をこども時代に体験し、その体験をいま語り継ぐ若者と、被災体験を持たなくても体験の継承・発信に関わる若者をパネリストに招き、「語り継ぎ」の意味を考えます。特に、こどもの頃の体験の語りが、防災を学ぶ今のこどもたちにどのようなインパクトを与えるのか、災害を「我が事」と捉え災害と防災に向き合うために、同世代の体験談がどんな意味を持つのかを深く議論したいと考えています。
このセッションは、全国の災害伝承ミュージアムをつなぎ、互いの活動へのフィードバックと、協働の模索等に活かすことを願い、情報交換をします。
第一部では、全国から選抜された複数施設から、長く続くコロナ禍においての施設運営の取り組みなどを含み、最新の取り組みをプレゼンテーションしていただきます。
また第二部では、有識者等によるショートレクチャー、各施設への質問の投げかけなどを通し、テーマの深く掘り下げるとともに、今後の展望等について議論してまいります。
全国でミュージアム施設や、防災・減災の啓発に関わる方はもちろん、広く一般の方に是非、ご参加いただければ幸いです。
(ぼうさいこくたいのウェブサイトからのご視聴は、開始12:30から14:00までとなります。
主催団体による特設サイトに移動していただくことで視聴は継続いただけます。)
第一部:全国の災害伝承ミュージアムからの動向レポート 12:30-13:30
(1)セッション開催趣意のお伝えと、
「全国の災害伝承ミュージアムへのアンケートリサーチ2021 」調査結果のレポート
平林 英二(人と防災未来センター 企画ディレクター,)
(2)全国の災害伝承ミュージアムからのプレゼンテーション
施設名(所在地)登壇者
-1 いのちをつなぐ未来館(岩手県釜石市)川崎 杏樹
-2 みやぎ東日本大震災津波伝承館(宮城県石巻市)伊藤 崇宏
-3 福島県立博物館(福島県会津若松市)筑波 匡介
-4 東京臨海広域防災公園そなエリア東京(東京都江東区)丸山 浩司
-5 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫県神戸市)筆保 慶一
-6 北淡震災記念公園(兵庫県淡路市)米山 正幸
-7 雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)東山 陽次
第二部:ディスカッション 13:40-15:00
「これからの災害伝承ミュージアムの学びのあり方を考える」
ショートレクチャーとディスカッションテーマの提供
-1 澤田 雅浩 兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 准教授
-2 川西 勝 読売新聞大阪本社編集委員,人と防災未来センター・リサーチフェロー
進行:澤田 雅浩 & 平林 英二
2011年東北地方太平洋沖地震により引き起こされた大災害:東日本大震災発災から十年が経過した。この多くの犠牲を受けた災害から得た教訓を、東北と日本の今後の安全な社会実現のために活かしていく必要がある。本セッションでは、釜石市における災害伝承に関する経験をお話しいただくとともに、この十年間の経験と教訓を踏まえ、今後の防災教育と災害伝承のあり方、および進めるべき取組みについて、学術分野から発信する。
(1)目的:食のチカラを活かした、個人と地域の自助・互助力の向上
(1)内容:当財団の東日本大震災復興応援事業における参加型料理教室では、8年間半の活動の結果、食と栄養の意識・態度変容のみならず、個人のソーシャルキャピタル向上や地域コミュニティの再生に繋がったことが判明した。この結果を今後の防災や地域づくりにどの様に活かすべきか、栄養や防災の専門家と、地域に根差す食の支援者と一緒に議論を行う。
三陸沿岸には災害との闘いの中で生まれてきた「災害文化」がある。断片的な「教訓」が重層化し、生活様式や自然観という日常の中に埋め込まれて存在する災害(リスク)への対応の技術である。岩手県沿岸部の具体的事例(綾里小学校演劇『暴れ狂った海』・田老第一中学校震災体験と語り継ぎ・岩手大学合同授業「私の碑を作ろう」、方言の力)をもとに、災害文化の構造を示し、災害体験を現在・未来に活かす架け橋として提示する。
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東北大学の災害科学国際研究所は、令和3年度から災害評価・低減、災害人文社会、災害医学の3つの研究部門と防災実践推進部門に組織を再編し、幅広い連携先と災害科学研究と、成果の社会での実践を強化しています。今回は、みやぎ防災・減災円卓会議のご協力も得て、研究成果の社会実装の取組みをご紹介します。登壇:防災・減災円卓会議武田真一氏、当研究所越村俊一教授、村尾修教授、佐藤翔輔准教授、丸谷浩明副所長。
災害伝承と防災教育をテーマとしたパネルディスカッション
【テーマ】
・東日本大震災から10年を迎え、伝承・教育の進歩と課題を振り返る。
・これからの10年の災害伝承・防災教育の在り方を考える。
・地震保険などによる備えの重要性を考える。
防災専門図書館で開催中の企画展「東日本大震災から10年」や、65年かけて収集した蔵書の紹介写真、そして防災専門図書館の紹介動画もあります。図書館のパンプレット(PDF)や、当館オリジナルの「防災いろはかるた」(PDF)などもダウンロードできます。
東北大学災害科学国際研究所は、東日本大震災の翌年に発足し、“「実践的防災学」の創成”をミッションに活発な研究・実践活動を行ってきました。レジリエント社会の構築に向けて情報発信も重視し、国内外の小中学校生・一般市民・行政・研究者など様々な方を対象に、東日本大震災の教訓・最先端研究成果・防災力向上に役立つツールやノウハウなどを積極的に発信しています。今回の展示では、そのいくつかの実例をご紹介します。
地域防災計画で東日本大震災指定避難所運営を地域住民で行えたパネルで紹介。学校防災教育をパネル展示
「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称:ひなぎく)」(以下「ひなぎく」という。)を紹介するポスターを掲示し、パンフレット(日・英)を配布する。
ひなぎくは、東日本大震災の記録を国全体で収集・保存・公開を進めるためのポータルサイトである。
2021年10月15日現在で55のアーカイブと連携を実施し、検索できるコンテンツは、約496万件に及ぶ。
国全体の取組として、広く国民に知っていただき、今後の研究や防災教育に使用してもらいたいと考えている。
財団の活動と、2022春に実施を予定(コロナにより2021秋から延期)しているイベント「World Bosai Walk TOHOKU+10」についてご紹介します。
本企画では、東日本大震災から10年の節目の年に、福島県いわき市から青森県八戸市にかけて復興の様子をレポートしながら歩きます。パネル展示、チラシ配布、動画を通してイベントの概要をご紹介します。
保険代理店である私たちだから伝えられる想い・使命を形にするため、「被災経験をされたお客様のインタビュー動画」や弊社独自の「防災ツール(クリアファイルや災害ポケットメモ)」等を全て自分達で作成しました。それらの視聴・配布を通じ、また、来場者の方に楽しく学んでいただきながら、地震や津波などの災害が発生した際の対応、日頃の備えの大切さについてお伝えしたいと考えています。
福島の復興を伝えるため、復興状況をまとめたパネルの掲示及び各種パンフレットの配布。
連合が災害発生後に取り組んできた災害ボランティアの展示や、防災・減災に向けた取り組みを紹介します。
〇 過去の災害ボランティアの様子(東日本大震災・熊本地震・近年の豪雨災害など)
写真パネルの展示、DVD上映など
○減災に向けた取り組み
防災・減災に関する政策制度実現に向けた取り組みに関する資料配布
〇震災を風化させない取り組みとして実施している「絆フォーラム」に関連する資料配布
震災から10年が経過した宮城県内の被災地の復興状況について,被災当時と現在の写真を比較した内容のパネルにより周知する。また,被災地で復興に向けた活動を行っている人物に焦点を当てた内容のパネルも展示し,宮城県の復興の歩みを周知する。その他,本県で作成した復興・伝承に係る広報冊子の机上配布も行う。
ブースでは東日本大震災津波が防潮堤を強襲する写真と被害状況写真集の閲覧、当法人が作成した復興の進捗状況(2年、3年、6年)の写真小冊子と「津波防災の町」宣言の田老の東日本大震災津波を検証した小冊子、防潮堤を築いた関口松太郎村長の昭和三陸大津波復興記録誌を展示すると共に、第3回国連防災世界会議(仙台)で発表したポスター、田老の赤沼山避難場所に設置した、田老の津波防災の取り組みを伝える案内板の展示他。
当館の設立理念や機能をお伝えする他、災害発生当時の状況や廃炉を含めた復興の進捗状況について、展示パネルに加えて動画によるご紹介をいたします。当館は研究機関や大学におけるフィールドワーク、或いは民間企業や学校での研修や教育旅行の場として、様々な来場者の方々に向けて、施設の概要や 利用方法についてご案内する予定です。
・これまでの活動紹介
・活動への参加、協力と活用アイデアの募集
・地域に残る井戸の価値や課題
・他地域での井戸活用方法の提案
①雪下ろし用ハーネスアンカー・・・転落防止のため、命綱を家屋に固定する(結びつける)アンカー
②雪止め金具・・・屋根に積もった雪から落雪事故を防ぐための金具 ※雪止め金具は複数種類がございます。
③大雪、強風対策囲い金具・・・大雪や強風などから窓を保護する板などを取り付ける金具
上記を出展したいと企画しています。ブース内では雪止め金具の組立体験をさせていただきたいと思います。
〇防災・減災教育のパイロット校としての取り組みを紹介する。
〇3.11東日本大震災で多賀城市を襲った「都市型津波」(河川津波)についての研究成果を知らせる。
〇震災後より生徒が主体となって行った津波の痕跡を示す「津波波高標示プレート」の設置活動を紹介する。
〇そのプレートと史都・多賀城市の史跡を辿る「まち歩き」ボランティアを紹介する。
○災害科学科卒業生の活躍を紹介する。
東日本大震災からの復興の進捗状況等について、定量的なデータや具体的な事例を中心に、紹介いたします。