プログラム

S-26
セッション

「防災×女性リーダー」で地域の防災力をアップデートする

主催団体: 女性のエンパワメントで高める地域の防災力リーダー育成事業実行団体ネットワーク

  • 9/18月
  • 12:30
  • S2-1 都市科学部 105
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一般向け

  • 地域防災
  • ジェンダー・ダイバーシティ

日頃から、各地域で防災・減災活動、女性のリーダー育成に取り組む全国の団体(男女共同参画地域みらいねっと、いわき放射能市民測定室たらちね、こども女性ねっと東海、大阪男女いきいき財団、U.grandmaJapan、こうち男女共同参画社会づくり財団、ミューズプランニング)が、休眠預金を活用して「女性のエンパワメントで高める地域の防災力リーダー育成事業」に取り組んでいる。
本事業は、平時から「ジェンダー平等の視点」が地域に反映され、多様性に配慮された"しなやかな社会"が醸成されることを目標とし、2年半かけて行われるものである。全国各地域が防災・減災の課題や、女性のリーダーシップの進展状況を踏まえて、ワークショップや被災地視察などの様々な取り組みを通じ、女性の活躍が災害の困難を軽減する地域創りをめざす。
本事業に取り組む全国の実行団体が連携し、それぞれの取り組み・事例を発表する。

ライブ配信
メッセージ

災害時の困難を最小限にするためには、防災・減災の活動に、ジェンダー平等・多様性の視点を取り入れることが必要です。
女性をはじめ多様な人材が地域防災へ参画することの重要性やその取組についてご紹介します。

防災への取組紹介

地域において、⼥性リーダー育成プログラムの実⾏を通じて、⼥性たちのエンパワメントと誰もが安全・安心な被災後の暮らしと地域の再興をめざします。
プログラムを修了した⼥性たちがリーダーとしての⾃覚を持ち、各々のコミュニティで防災・減災・復興に関して積極的に意⾒を発信し行動することで、平時から「ジェンダ―平等の視点」が地域に反映され、多様性に配慮された“しなやかな社会”が醸成されることをめざします。

団体プロフィール

  • 主催団体名
  • 女性のエンパワメントで高める地域の防災力リーダー育成事業実行団体ネットワーク
  • 部署
  • 事務局(一般財団法人大阪男女いきいき財団)
  • TEL
  • 06-7656-9040
登壇者紹介
  • 小山内世喜子

    男女共同参画地域みらいねっと

    東日本大震災以降「防災と男女共同参画」をテーマに防災人材育成研修やジェンダー視点を取り入れた防災教育、避難所運営訓練を市民・若年層・行政職員などのべ 21,000 人以上を対象に実施。参加者の主体性を尊重した「誰一人取り残さない」地域づくりにも貢献。第 5 回ジャパン SDGs アワードにて「特別賞」受賞。国(内閣府、文部科学省)の有識者会議委員も務める。

  • 矢吹優美子

    いわき放射能市民測定室たらちね

    いわき放射能市民測定室たらちね こころのケア担当。いわき市出身。
    20年間保育士として勤務後、2022年よりたらちね主催のママカフェにボランティアスタッフとして携わり、2023年から本格的にたらちねのスタッフとして活動をする。
    現在はこころのケアでナラティブセラピー、ママカフェ、保養事業、原発防災などの事業を担当する。

  • 藤岡喜美子

    こども女性ネット東海

    一般社団法人こども女性ネット東海執行理事
    公益社団法人日本サードセクター経営者協会執行理事
    行政、企業の3つのセクターに身をおいた経験から新しい社会システム構築に向けての政策提言や活動を行う。女性や社会性重視の組織の起業支援・経営支援や女性の人材養成を積極的に行う。東日本大震災や熊本地震において被災地支援を行い、災害時、緊急時においてこどもと女性目線が重要であることから2020年一般社団法人こども女性ネット東海を立ち上げる。内閣府新しい公共の推進会議委員など政府委員や基礎自治体審議会委員など歴任。著書「稼ぐNPO」「こどもと女性に安心な任意の避難所開設のためのハンドブック」

  • 林久善

    大阪男女いきいき財団

    大阪市役所で33年間、主に市民活動・地域活動への支援、これらの団体との協働、企業のCSR活動と非営利活動との協働などに携わる。その後4年間、大阪市立大学社会連携部門で大学の教育・研究と行政等とつなぐプロジェクトなどのコーディネートに従事。1995年阪神・淡路大震災発災直後に災害ボランティアを体験し、その後大阪での防災・減災活動、被災地支援活動のボランティアを始める。2011年東日本大震災では在阪避難者や被災地支援などのボランティア活動、岩手県釜石市職員として仮設住宅のコミュニティづくりなどに従事した。

  • 松島陽子

    U.grandmaJapan

    平成30年7月豪雨災害で地元宇和島が被災した時に今わたしたちにできることはないかと動き出したのがうわじまグランマの団体の始まりです。現在は地域の課題を拾い出しながら、今必要なことは何なのか、自団体だけでなく地域の様々なリソースと連携・協働しながら「わが町が住みよいまちになるように」多様な活動をしています。わたしは孫5人のグランマとして未来の子どもたちがいつも笑顔でいられるようにと活動しています。

  • 中村智砂

    こうち男女共同参画社会づくり財団 

    (公財)こうち男女共同参画社会づくり財団専務理事。
    高知県庁を退職後、令和2年度からこうち男女共同参画センターの指定管理者である(公財)こうち男女共同参画社会づくり財団の専務理事と同センター館長を兼務。防災分野の女性の人材育成事業「女性防災プロジェクト」など、男女共同参画の視点に立った講座や講演会、広報啓発等に取り組んでいる。

  • ミューズプランニング

  • 鈴木祐司

    地域創造基金さなぶり

    公益財団法人地域創造基金さなぶり・専務理事
    一般財団法人 ふくしま百年基金 副理事長
    1997年に米国を本拠地とする財団の日本事務局に入局。企業のCSRとして実施するNPO向けの助成事業 の企画・運営を担当、2011年の東日本大震災後にコミュニティ財団の設立業務に従事し、現職。NPO支援と創業支援事業に約20億円弱の資金を調達・支援。2018年より福島県におけるコミュニティ財団の設立も支援。

  • 石井山竜平

    東北大学大学院教育学研究科准教授

    社会教育・生涯学習施設の経営における官民パートナーシップ、ないしは地域共同管理についての研究に取り組んでいる。また、2011年3月に東日本大震災発災を機に、被災地における地域再生のための学習や、人口減少自治体における地域人材育成についての調査研究に取り組む。
    著書に、辻浩・細山俊男・石井山竜平編『地方自治の未来をひらく社会教育』(自治体研究社、2003年)など。