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知ってほしい!活かしてほしい!政府の地震調査研究 ~これからどうする!?

主催団体: 地震調査研究推進本部/文部科学省

  • 9/18月
  • 10:30
  • S1-2 教育文化ホール 101
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一般向け

  • 地震・火山
  • 科学・技術

約100年にわたる政府等の地震調査研究を振り返るとともに、これまでの地震調査研究推進本部(地震本部)の成果を紹介します。また、地震本部の成果の受け手・情報発信者側の様々なセクターからパネリスト招き、成果を社会に活かすため、これからの政府の地震調査研究で何ができるのか、何が求められるのかを議論します。

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メッセージ

これまでの政府等の地震調査研究、地震本部の成果等を振り返るとともに、成果を社会に活かすため、これからの政府の地震調査研究で何ができるのか、何が求められるのかを議論します。

防災への取組紹介

地震調査研究推進本部は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災での課題を踏まえ、地震に関する調査研究の成果を社会に伝え、政府として一元的に推進するために文部科学省に設置されている特別の機関です。地震防災対策の強化、特に地震による被害を軽減するための地震調査研究の推進を基本的な目標に活動しています。

団体プロフィール

  • 主催団体名
  • 地震調査研究推進本部/文部科学省
登壇者紹介
  • 福和 伸夫(ふくわ のぶお)

    名古屋大学名誉教授 / 地震調査研究推進本部政策委員会委員長

    地震工学、建築耐震工学の教育、研究に携わる傍ら、防災減災活動を実践。民間建設会社で原子力耐震研究に10年携わった後、名古屋大学に異動。工学部助教授、先端技術共同研究センター教授、環境学研究科教授、減災連携研究センター教授を経て、2022年3月に定年退職。あいち・なごや強靱化共創センター長や複数の大学の特任教授・客員教授を務めつつ、地域防災の仕組み作りに注力。

  • 平田 直(ひらた なおし)

    国立大学法人東京大学名誉教授 / 地震調査研究推進本部地震調査委員会委員長

    東京大学理学部・理学系研究科修士課程修了。理学博士(東京大学大学院)。東京大学地震研究所教授、同所長、国立研究開発法人防災科学技術研究所参与・首都圏レジリエンス研究センター長を経て、東京大学名誉教授。専門は地震学・地震防災。首都直下地震や南海トラフ地震などの研究を行う。地震調査研究推進本部・地震調査委員長、気象庁・南海トラフ地震に関する評価検討会長などを務める。著書:「首都直下地震」(岩波書店)他

  • 松浦 律子(まつうら りつこ)

    公益財団法人地震予知総合研究振興会上席研究員 / 歴史地震研究会会長

    東京大学理学部・大学院で地球物理学専攻。理学博士。UCLA留学時にはノポフ教授・カガン博士の研究助手。1995年から地震調査研究推進本部の評価活動全般を支援し、験測値・アナログ波形記録・史資料などの収集からDB化、原著権利者捜索などを通じ、地震学史情報も会得。歴史地震解析にも物理を導入して最近400年間の地震活動定量分析が専門。

  • 廣井 慧(ひろい けい)

    国立大学法人京都大学防災研究所准教授 / 地震調査研究推進本部政策委員会広報検討部会委員

    2004年東北大学工学部電子工学専攻卒業。同年東日本電信電話株式会社入社。2014年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士(メディアデザイン学)。名古屋大学未来社会創造機構特任助教、同大学工学研究科助教を経て、2020年から京都大学防災研究所巨大災害研究センター准教授。防災情報システム、災害情報の時空間解析の研究に従事。

  • 神田 克久(かんだ かつひさ)

    株式会社小堀鐸二研究所プリンシパルリサーチャー / 地震調査研究推進本部政策委員会広報検討部会委員

    1983年京都大学工学研究科建築学の修士課程を修了後、鹿島建設(株)へ入社。武藤記念研究室、小堀研究室で建築構造・地盤震動解析、震度インバージョン解析による歴史地震の研究などに従事した。2010年からは(株)小堀鐸二研究所に所属。主に地震防災の研究や業務に従事し、構造ヘルスモニタリングq-NAVIGATORを500棟以上に設置した。一級建築士、博士(工学)

  • 鎌谷 紀子(かまや のりこ)

    気象庁地震火山部地震津波監視課長

    東北大学大学院博士後期課程修了、博士(理学)。1994年に気象庁に入り、主に地震火山部で地震活動解析や防災情報を担当。科学技術庁(地震本部担当)、外務省、東京大学地震研究所への出向を経て、2022年4月から現職。津波警報・注意報の発表を最終判断する責任を負う。最大震度5強以上の地震が発生した場合には、緊急記者会見を開いて説明を行い、国民に向けて防災上の留意事項を呼びかける。

  • 杉原 英和(すぎはら ひでかず)

    一般社団法人神奈川県建設業協会事業部長

    1981年弘前大学理学部地球科学科地震学講座を卒業後、神奈川県入庁。在職中、ほとんど防災・危機管理部局に所属。地震被害想定調査、地域防災計画、災害応急対策、富士山対策などを担当。県温泉地学研究所の次長も歴任。1995年の兵庫県南部地震以降に科学技術庁で始まる活断層や地下構造調査も担当。県退職前には消防学校校長兼総合防災センター所長を歴任。現在、神奈川県建設業協会に勤務。

  • 中川 和之(なかがわ かずゆき)

    株式会社時事通信社解説委員 / 地震調査研究推進本部政策委員会広報検討部会委員

    昭和の終わり頃から、時事通信社の科学記者として地震を取材。郷里の街や暮らしを痛めつけた兵庫県南部地震の後、地震を含めた大地の営みの本質を子どもたちと分かち合う関係学会のサマースクールの活動に、取材者の立場を越えて四半世紀近く関わる。地震学会の被災地住民セミナーでは「まだ分からないこと」の共有に力を入れる。10年以上、日本のジオパークの審査員を務めたが、直接は見えない大地の変動をどう伝えるかにこだわった。