福祉避難所としての特別支援学校の可能性と課題~みんなで一緒に助かるために~
主催団体:
特別支援学校の災害対策を考えるfacebookグループ
協力団体:
常葉大学社会環境学部小村研究室/兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科青田研究室/大阪府立支援学校PTA協議会OB会/静岡県立富士特別支援学校/海ぼうずの会(「ふじのくにDIGセミナー」参加者の会)/三原市防災ネットワーク
専門向け(学術界), 一般向け
- 避難・避難所
- インクルーシブ
特別支援学校が福祉避難所となったら、どうする?どうなる?誰が避難できるの?ちゃんと運営できるの?在校生の授業はどうなる?などなど、問いはつきないと思いますが、みなさんは想像できますでしょうか?特別支援学校の現状を知ることからはじめ、どんな課題を解決すれば、どんな可能性を秘めているのか?特別支援学校教諭、障害者の保護者、行政職員、学識経験者、地域の災害ボランティア、それぞれの視点で熱く語ります。
犠牲を伴う防災はもう古い!「誰も取り残さない。障害者も支援者も。みんなで一緒に助かるために!」を合言葉に、日本全国から多様性に満ちたメンバーが集まっています。facebookグループでの情報交換を中心に、月2回のzoomミーティングでは、それぞれの立場で意見を持ち寄り、『おしゃべり会』を開催しています。地域に根ざした防災の啓発活動をしていますが、昨年から『ぼうさいこくたい』に参加しています。
- 主催団体名
- 特別支援学校の災害対策を考えるfacebookグループ
- メール
青田 良介 (あおた りょうすけ)
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授
被災者支援のための自助・共助・公助の連携・協働、防災ガバナンスが専門です。元行政マンで阪神・淡路大震災を経験したこともあり、少しでも災害を減らす実践的な減災復興を目標にしています。特別支援学校の状況を踏まえた、先生だけに負担を強いるのではない対策を考えたいです。
一杉 茂樹 (ひとすぎ しげき)
静岡県立富士特別支援学校 教諭
富士山の麓にある知的障がいの児童生徒が通う特別支援学校に勤務し、防災を担当しています。学校は富士市の福祉避難所に指定されており、在校生とその家族・卒業生の避難所として開設・運営します。
小村 隆史(こむら たかし)
常葉大学社会環境学部 准教授
1963年千葉市生まれ。ICU卒、同大学院修士課程修了。防衛庁(当時)防衛研究所在職中に自衛隊の指揮所演習に想を得て災害図上訓練DIGを考案、そのご縁で日本初の防災学部である富士常葉大学環境防災学部の開学メンバーに。現在はその後身である常葉大学社会環境学部准教授として、地域防災に携わっています。2019年春、「特別支援学校の災害対策を考えるfacebookグループ」の立ち上げに携わりました。ぼうさいこくたいでは、福祉避難所としての特別支援学校について、私案を一つ提示出来れば、と思っています。
楠本 あゆ美 (くすもと あゆみ)
日本防災研究所所長
防犯ショップ勤務時に 中越と東日本大震災を経験。防犯と防災の区別がされていない事にショックをうけ、防災の勉強をはじめる。現在は防災セミナーなどで自治体などに防災啓蒙をしたり、地域では災害時防災ボランティアに所属して活動を行っています。またラジオパーソナリティとしても活動しており、発達障害児の母として、障害児をもつ友人の防災の取り組みなどを皆さまにお伝えしながら みんなで助かるを伝えています。
石橋 彩子(いしばし あやこ)
自治体職員(東京都荒川区)
2009年に特別区の経験者採用枠で地方公務員に。2015年から5年間防災課に所属。内閣府防災SP研修への参加をきっかけに、全国の防災・減災に関わる方々との繋がりが広がり、今回、小村先生にお声かけいただきました。様々な視点、立場の方との話し合いは、課題解決の糸口になるのではないかと思っています。最適解が出なくても、みんなで考える。そういった場にできればと思います。