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やさしい日本語から防災ピクトグラムまで~安全確保行動を促すために効果的な手法は?~

主催団体: 特定非営利活動法人 防災デザイン研究会
協力団体: 「やさしい日本語」有志の会 株式会社GK京都

  • 9/17日
  • 16:30
  • S2-1 都市科学部 105
  • mapへ

自治体向け, 一般向け

  • 地震・火山
  • 地域防災

これまで災害発生時に適切な避難行動ができなかったことで、大切ないのちが失われてきました。人の行動に強く影響を与えるのは、ビジュアルか?言葉か?阪神・淡路大震災をきっかけにスタートした2つの標準化へのアプローチ。関東大震災から100年、国籍・民族・ジェンダーと社会は多様化し、デジタルの普及で情報媒体も変化しました。社会実装を目指してきた研究者やデザイナー達が「いのちを守る安全行動につなぐ情報デザイン」を語ります。

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メッセージ

ピクトグラムと「やさしい日本語」は、重要な情報をわかりやすく伝えるためのツールとして、私たちの生活の中で使われています。防災におけるそれぞれの展開を対照的に振り返り、防災における今後の協働を考えます。

防災への取組紹介

防災デザイン研究会は、1996年に「誰にでも分かる防災情報コミュニケーションの実現」を目指し、「防災に使用できる図記号(ピクトグラム)を開発し標準化する」趣旨のもとで活動開始。防災ピクトグラムの収集と開発、避難誘導標識システム、啓発コンテンツ、防災マップ等の研究開発、防災研究に関るウェブサイトの開設など、数々の防災とデザインに関るプロジェクトに参画。安全・安心な社会の実現に向けて取組んでいます。 

団体プロフィール

  • 主催団体名
  • 特定非営利活動法人 防災デザイン研究会
  • 部署
  • 事務局
  • TEL
  • 070-1587-2291
  • メール
登壇者紹介
  • 林 勲男

    国立民族学博物館 名誉教授 / NPO法人 防災デザイン研究会 理事長

    オセアニア、特にパプアニューギニアについての社会人類学的研究に従事。1998年にニューギニア島で発生した津波災害を契機に、災害と社会・文化との関係に関心を持つようになり、日本やインドネシアへも調査を拡大。主な著作として『自然災害と復興支援』(明石書店, 2010年), 『災害文化の継承と創造』(臨川書店, 2016年)などがある。現在、人と防災未来センター災害資料研究主幹を務めている。

  • 卜部 兼愼

    株式会社GK京都 プロデュサー / NPO法人 防災デザイン研究会 副理事長

    空間/環境デザインを中心に、インテリア・環境・景観の製品、店舗、サインやロゴ、カタログの編集・グラフィックデザインなど、多様な領域の企画構想〜スタイリング、ブランディング、コンサルテーションを担当するデザイナー。阪神・淡路大震災をきっかけに1995年から防災デザインを始め、防災関連図記号や避難誘導サイン標識、ハザードマップ、市民への防災情報伝達・啓発ツールのデザイン、自治体の防災計画策定にも関わる。

  • 花岡 正義

    「やさしい日本語」有志の会 代表

    日本語ボランティアネットワーク(京都にほんごRings)リングスの事務局長として活動中、2008年「やさしい日本語」と出会う。2009年「やさしい日本語」有志の会結成と同時に代表として現在に至る。「やさしい日本語」の普及や外国人住民への「防災教育」を目的として京都府ほか、全国各地で講座やワークショップを行っている。

  • 杉本 篤子

    「やさしい日本語」有志の会

    大地震などの災害時に、少しでも多くの外国人住民も日本人と同様に助かってほしいという思いから、2009年に「やさしい日本語」有志の会を設立。「やさしい日本語」のワークショップでは、様々な分野の皆さんに「やさしい日本語」のコンセプトと有効性を身近な事例でわかりやすく伝えている。
    HP https://nihon5bousai.web.fc2.com/

  • 水上 貴光

    紀の川市立安楽川小学校 教諭

    和歌山県串本町出身。2004年度の「防災教育チャレンジプラン」で、中学生として自分たちが住む地域の地理的条件を再確認し、海抜表示プレートの作成から設置までに取り組むことで、地域の大人の関心度をアップさせ、地域全体の防災意識の向上も図るプロジェクトに参加。和歌山大学教育学部を卒業後、公立小学校教諭として勤務。現在は、紀の川市立の小学校教諭として防災教育への関心を抱いている。

  • 高尾 戸美

    ミュージアムコミュニケーションデザイナー

    合同会社マーブルワークショップ代表、國學院大學兼任講師。学部時代に生涯学習の場としての博物館に興味を持ち、2つの博物館勤務、ミュージアム設計業務を経て2017年に多摩六都科学館へ。同館で多文化共生プロジェクトを立上げ、多文化共生に関する調査、やさしい日本語のプログラム等を実施した。現在は岡山大学大学院にて在住外国人とミュージアムをテーマにした研究に取組んでいる。

  • 関根 優子

    株式会社GK京都 グラフィックデザイナー

    2012年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。デザイン事務所数社を経て、2018年GK京都入社。地方自治体発行の洪水ハザードマップのデザイン業務を通じて、防災のためのデザインをスタート。とっつきにくい印象を持たれがちな防災を、いかに興味を持ってもらえるか、わかりやすい表現になるか模索中。防災に関する知見を深めるべく2020年より防災ピクトグラム研究会に参加。

  • 名倉 剛志

    株式会社GK京都 第1デザイン部 アートディレクター

    GK京都にてアートディレクターとして防災デザインに携わる。多くの自治体のハザードマップのデザイン業務をADDの活動と並行しながら新しいハザードマップのカタチを模索中。どのようなカタチで表現すると面倒だった防災が、普通のこととして受け取ってもらえるか、興味を持ってもらえるかを考えながらユーザーとのコミュニケーションを考えている。今興味のあることは標準化。