災害時の『思い出の品』フォーラム
主催団体: 一般社団法人三陸アーカイブ減災センター、全国写真洗浄ボランティア有志
自治体向け, 一般向け
- ボランティア
- 災害廃棄物
災害・事故発生時に被災者等にとって大切な家族の宝物である「思い出の品」が持ち主に返却する活動が世界各国で実施されているが、日本の多くの被災地では災害廃棄物にまぎれ捨てられており、返却等がなされた自治体はごく一部の地域に限定されている。本フォーラムでは、国内の災害時における「思い出の品」の現状、先進事例等に焦点をあて、災害時に流出した「思い出の品」が希望する人に返却される社会の実現について考察します。
現地参加を希望する方は、こちらからお申込みください。お会いできるのを楽しみにしております。
(お申込みいただいた方優先になりますが、余席があれば当日参加も大歓迎です。)
◆リアルタイム配信 申込先
https://sanriku-archive-bousaikokutai2023online.peatix.com/view
お申し込みいただくと、後日、パワポ資料をお送りすることやご質問に回答させていただくことが可能です。
東日本大震災を機に災害廃棄物対策指針に位置づけられた思い出の品。三陸アーカイブ減災センターは陸前高田市思い出の品の回収・保管・返却活動に従事し、他被災自治体支援のほかプロボノメンバーと共に被災写真の応急処置方法等の伝承活動を行ってきた。一方、西日本豪雨災害では倉敷市社会協議会と真備町洗浄@あらいぐま岡山が連携し、思い出の品や被災写真を綺麗にして返す活動を展開。被災者の心に寄り添う活動を行ってきた。
田中 純一
北陸学院大学 社会部 社会学科 教授(専門:災害社会学、災害復興論)
能登半島地震、東日本大震災、熊本地震など国内被災地調査研究に加え、中国、インドネシア、イタリア、キューバなど海外被災地調査研究にも参加。JICA草の根支援協力事業では2017年から3年間フィリピン台風ヨランダの被災集落コミュニティの再生支援に尽力。
七尾市地域福祉計画作業部会座長、金沢市企業局総合防災計画アドバイザー、金沢市防災備蓄計画検討会議委員等歴任。石川県内の町会・自主防災組織等による防災研修、防災士育成、学生主体の災害ボランティア活動などにも力を入れている。松岡 武司
倉敷市社会福祉協議会 地域福祉課主幹・地域福祉係長
大分県出身。2001年船穂町社会福祉協議会に入社。2005年に市町村合併に伴い、倉敷市社会福祉協議会へ入社。2016年より倉敷市の生活支援コーディネーターを担当。地域の宝物のような人や文化や関係性を教わりながら「手づくりの地域活動」「支え合いのしくみづくり」の推進を目指す。2018年西日本豪雨災害では、被災地においてこれまでの経験やつながりを活かし住民・関係機関と協働した居場所づくりや新たな活動の創出を支援する。
福井 圭一
真備町洗浄@あらいぐま岡山 顧問、課外のあらいぐま 代表
東京都出身。グラフィックデザイナー。2011年東日本大震災を機に写真洗浄活動を開始。津波流出した写真の洗浄・データ化活動「あらいぐま作戦」を運営。女川町・陸前高田市・釜石市などの写真洗浄に取り組んできた。
2018年西日本豪雨を機に岡山県へ移り倉敷市真備町で活動。真備町写真洗浄会の運営に従事。写真洗浄を広めるためのワークショップ等も行う。被災写真救済ネットワーク共同代表。秋山 真理
一般社団法人 三陸アーカイブ減災センター 代表理事 / 思い出の品研究家
東京都練馬区出身。法律・医療関係の出版社を経て防災コンサルタントとして独立。東日本大震災では、被災直後に岩手県等で被災者支援等に従事。陸前高田市・釜石市の震災拾得物(「思い出の品」)返還促進事業、震災対応検証事業等に携わる。現在陸前高田市を拠点に陸前高田市思い出の品返却活動を展開し他被災自治体もサポート。現在は全国・世界において「災害時に流出した思い出の品が可能な限り回収・保管され、希望する人に返却される社会の実現」を目指す。
被災写真救済ネットワーク共同代表、(株)エムビーディー代表取締役。練馬区と災害協定を結び、地域防災活動をサポートしている。