「関東大震災から学び新たな災害対応ツールFirst Mission Boxの有効性を考える」
主催団体:
一般社団法人 危機管理教育研究所
協力団体:
株式会社 危機管理教育研究所
自治体向け, 一般向け
- 関東大震災100年
- 自助・共助
関東大震災の被害について横浜都市発展記念館 吉田様のご講演後、今後起きる大地震における被害イメージを共有し、災害時の初動行動および運営マネジメントにおけるFirst Mission Boxの有用性について討論します。
1.初動対応の重要性について 2.その解決の一つとしてのFMBの可能性について
災害対応実績のある防災エキスパートを講師として派遣する他、災害被災地での支援活動を行っています。また、株式会社危機管理教育研究所では内閣府の防災イベントに多様な形式で協力しています。代表の国崎信江はSIPを含む内閣府、国交省などの防災関係の委員を歴任、多くの自治体で防災アドバイザーを務めています。被災地の実態に即した革新的かつ具体的な対応策について防災講演を実施、防災活動の普及に尽力しております。
【基調講演】吉田 律人
横浜都市発展記念館主任調査研究員
1980年、新潟県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(歴史学)。専門は日本近現代史。主な著書は『軍隊の対内的機能と関東大震災―明治・大正期の災害出動』(日本経済評論社、2016年)、『関東大水災―忘れられた1910年の大災害』(共編著、日本経済評論社、2023年)など。
【パネルディスカッション:モデレーター】国崎 信江
危機管理アドバイザー
災害対応マニュアルもあり訓練もしているのに被災地では初動が混乱する。その課題を解決すべく考案されたのがFMBです。担当者がいなくても現場にいる人がその場で成すべきことを理解し実行できるツールです。是非、皆様のご参加をお待ちしております。
【パネルディスカッション】室崎 益輝
減災環境デザイン室顧問、神戸大学名誉教授、兵庫県立大学特任教授
神戸大都市安全研究センター教授、総務省消防研究センター所長、関学大災害復興制度研究所所長、兵庫県立大減災復興政策研究科科長などを経て、神戸大学名誉教授、日本防災士会理事長、日本消防協会顧問、海外災害援助市民センター代表、建築学会論文賞、神戸新聞平和賞、NHK放送文化賞などを受賞。
【パネルディスカッション】成田 真美
淑徳大学 学長室 地域共生センター
芝浦工業大学工学部を卒業。淑徳大学に入職後、産学官との連携や、全学で取り組む災害・復興支援等に携わる。2023年4月より、地域での活動・体験を通して「建学の精神(利他共生)」の行動化を推進するために創設された「地域共生センター」の運営に携わり、地域に開かれた大学の災害支援体制の構築に取り組んでいる。
【パネルディスカッション】澤野 由佳
三菱地所レジデンス 経営企画部サステナビリティ推進グループ
2013年三菱地所レジデンスに入社。東日本大震災や熊本地震で実際に困ったことを現地でお聞きし、ザ・パークハウスにお住まいの方々が、災害時に困らないよう “被災地の声を伝えたい”と社員有志で活動している防災倶楽部の事務局として取り組んでいる。現在は経営企画部にて事業を通じたサステナビリティの推進業務を担当。
【パネルディスカッション】後藤 武志
飯田市 危機管理部 危機管理課長
飯田市危機管理センターが開所したのが平成27年1月。駆けつけた誰もが迅速かつ確実に対策本部を開設できるようにと考案したのがFirst Mission Box(地震編)です。その後ミサイル編、土砂災害・本部長編、土砂災害・本部事務局編、避難所開設編と製作し、運用しています。初動ツールであるこのFirst Mission Boxの有効性について討論します。