平成16年の7.13水害と平成23年の7.29水害の記録やその後に取り組んだハード・ソフト対策、水害を教訓とした防災への取組などをパネル展示します。また、令和7年3月に導入した災害用トイレカーもあわせて展示します。
三条市は、平成16年の7.13水害と平成23年の7.29水害を経験した自治体として、その記録や教訓、復興への道筋を伝えるとともに、経験を踏まえた防災対策に取り組んできました。昨年、7.13水害から20年が経過したことから、水害の記憶を次の世代につなぐため、当時の様子を振り返る映像を作成しましたので、ぜひご覧ください。
三条市では、毎年、出水期を迎える6月に水害対応総合防災訓練を実施しています。訓練では、災害対策本部・支部や避難所の設置、運営、避難情報の伝達や災害時要援護者の避難支援といった発災時の一連の行動を検証しています。また、市内の避難所を全て開設し、市民が各自避難訓練できるようにするなど、市内全体で防災力の向上に取り組んでいます。
三条市では、令和7年3月に災害用トイレカーを導入しました。災害時においては、断水でトイレを使用できない避難所などに応急的に設置するほか、被災自治体への応援派遣などへ活用することを想定しています。平時においては、イベントでの展示などを通じて防災意識の向上に役立てています。また、自主財源強化の一環として、トイレカーの車体に有料広告を設ける取組を実施し、応募により市内企業の広告を掲載しています。