モバイルファーマシーは、災害により電気・水道・交通などのライフラインが途絶えた状況でも、薬を必要とする方々に医薬品を届けるために開発されました。2024年の能登半島地震においても、全国から13台が被災地に出動し、避難所での医薬品提供などに大きく貢献しました。本大会では、実際のモバイルファーマシーを屋外に展示し、その装備や機能、災害時の活用例をご紹介します。
モバイルファーマシーは、これまで数多くの避難所で活動し、その実績は高く評価されてきました。ご来場の皆さまには、ぜひ現地でモバイルファーマシーをご覧いただき、その機能や災害時に薬剤師が果たす役割について、理解を深めていただければ幸いです。
日本薬剤師会は、全国の都道府県薬剤師会と連携し、薬剤師の倫理意識の向上や学術活動の推進を通じて、薬学や薬業の発展に取り組んでいます。これらの活動を通じて、国民の健康で安心な生活の実現に貢献することを目的としています。大規模災害が発生した際には、被災状況に応じて支援薬剤師を派遣し、モバイルファーマシーを出動させるなど、被災地での医療救護活動を支援しています。