日本は、地震、津波、大雨、台風、火山噴火、豪雪等様々な自然災害の影響を受ける環境にあり、特に、近年の自然災害は激甚化・頻発化しており、毎年、各地で被害が相次いでいます。また、南海トラフ地震や首都直下地震等大規模災害の発生が懸念されています。
一方で、我が国はこれまで、災害が発生する都度、その経験と教訓を踏まえて、被災地対応に関する課題等を洗い出し、災害対応を進化させてきました。
防災は行政だけで目標を達成できるものではありません。国、地方自治体に加えて、保健・医療・福祉関係者、企業、業界団体、大学・研究機関、NPO/NGO、ボランティア等の地域関係者、そして国民一人ひとりが、災害大国に暮らしていることを自覚した上で、災害を自分事化するとともに、共に考え、共に備え、共に守り、総力を結集し、共に未来を築いていくことが重要です。
鳥取県は、鳥取県西部地震(平成12年)や鳥取県中部地震(平成28年)での対応を踏まえ、一人ひとりの命と暮らしを大切に守りたいという思いのもと、地域と連携した「支え愛マップづくり」や「災害ケースマネジメント」等の取組を推進してきました。また、本年1月6日の島根県東部を震源とする地震では、鳥取県西部を含む幅広い地域で最大震度5強を観測しました。鳥取県は、これまでの経験を踏まえ、発災後速やかに自治体、防災関係者及び地域等が緊密に連携し、迅速な復旧に対応しました。
11回目を迎える2026年のぼうさいこくたいは、「共に考え・備え・守る~「支え愛」で守る命と暮らし~」をテーマとして、鳥取県中部地震やこのたびの地震等の様々な災害での鳥取県の経験や教訓と、全国から集まっていただく方々の知恵や知識を織り交ぜ、鳥取の地から発信していくことにより、オールジャパンで防災や減災について考える機会になればと考えています。そして、この「ぼうさいこくたい」を通じて、人と人との結びつきや多様な主体の連携・協働がより強固なものとなり、我が国全体の防災力の向上につながっていくことを願っています。