地域防災力を向上させるために必要な取組みを産学官民の視点で考える
〜デジタルファースト宣言を行った静岡県浜松市で考える〜
主催団体:
株式会社JX通信社
協力団体:
浜松の企業が手をつなぐ災害支援ネットワーク、浜松市、株式会社フジヤマ、常葉大学
自治体向け
- 自助・共助
- 防災行政
昨今の災害は頻発化・激甚化・広域化が顕著であり、産(民間企業)・学(教育機関)・官(自治体)、民(地域住民およびNPO)の4者の相互理解および連携による実効性のある防災・災害対応が一層求められています。本セッションは、令和4年台風第15号による被災を経験した静岡県浜松市の産学官民それぞれの立場で地域防災力を向上させるために必要と考える視点を共有しあい、今後の連携の在り方を模索します。
JX通信社は、公的機関及び民間企業向けの防災ソリューションとして、AIを用いて災害・事件・事故を示唆するSNS投稿等を収集・分類し、デマ排除や場所特定などをリアルタイムで解析し配信するSaaSサービス「FASTALERT」を提供。また、地域住民向けの防災アプリ(無償)として、FASTALERT配信情報の一部を地図上で確認可能な住民参加型ニュース速報アプリ「NewsDigest」を提供してます。
広兼 達也 / ひろかね たつや
株式会社JX通信社 ビジネス本部公共戦略部 担当課長
大学院では流域解析やリモートセンシング技術等を活用した雨水流出モデルの開発研究に従事。その後、砂防堰堤や河川構造物設計の技術者、地方自治体の防災計画及び関連マニュアルの策定支援や防災訓練の企画運営等を支援するコンサルタント業を経て、現職に至る。
現職では、AIやビッグデータを活用することで、行政・地域双方の災害時における状況把握を迅速化させ最適な意思決定を支援し、「逃げ遅れゼロ」の社会を実現するための各種取組みに従事。泉澤 佑佳 / いずみさわ ゆか
浜松市 危機管理監危機管理課 事業推進グループ
浜松市役所に令和3年度に入庁。市民啓発グループにて指定管理業務を所掌。
令和4年度は同課総務管理グループにて、実証実験、新型コロナ感染症対策、DX全般の業務を所掌。令和5年度は同課事業推進グループにて、実証実験、無線全般の業務を所掌。令和4年9月2日の大雨、令和4年台風第15号、令和5年6月2日豪雨を危機管理課の職員として経験。山浦 篤 / やまうら あつし
株式会社フジヤマ 本社営業部担当部長 兼 DX推進室長
25年以上にわたりGISシステム開発に従事し、データ分析・シミュテーションの可視化など、幅広いGISプロジェクトを遂行、近年では3D都市モデル(PLATEAU)や3D点群データを活用し、リアルな3Dモデルの構築及びユースケースの企画開発を行っている。都市計画、交通インフラの最適化、災害対応など、さまざまな領域で高度なデータ解析とビジュアル化を組み合わせ、自治体の意思決定をサポートしている。
木村 佐枝子 / きむら さえこ
常葉大学 健康プロデュース学部教授・同大学院臨床心理学専攻教授、地域貢献センター長、ボランティアサークルThunderBirds顧問
中国・四川大地震を契機に学生たちとボランティアサークルを立ち上げる。東日本大震災以降、日本各地の災害支援活動を開始。熊本地震では「こころとからだの健康サポートプロジェクト」をコーディネートした。専門は災害時の心理支援、ストレスマネジメント、心理教育、防災教育。臨床心理士・公認心理師の資格を保有。
今田 悠月 / いまだ ゆづき
常葉大学 健康プロデュース学部心身マネジメント学科4年生、ボランティアサークルThunderBirds災害担当
大学2年生時に「3.11はままつ東北復光プロジェクト」の参加から地域の防災・減災に関心を持ち、災害支援活動を始める。2021年の台風19号では「被災された農家さんを応援するプロジェクトinいわき市」の継続支援と農作物や加工品を販売・紹介する活動を行っている。
鈴木 まり子 / すずき まりこ
浜松の企業が手をつなぐ災害支援ネットワーク(はままつnanet)事務局長
東日本大震災から現在まで被災地からの要請に応え、多様な支援活動を続けている。日本ファシリテーション協会フェロー、災害復興委員会。静岡県防災会議委員。浜松市防災会議委員。静岡県熱海地域支え合い支援センター被災者支援コーディネーター。災害復興支援ボランティアチームしずおか茶の国会議。法政大学、静岡文化芸術大学兼任講師。共著『ソーシャル・ファシリテーション「ともに社会をつくる関係」を育む技法』北樹出版