気象変動により今後さらに豪雨の頻度が高くなる。当会は市民が雨水をためて利用したり浸透することにより、下水道へ流れる雨の量を減らし、洪水防止や合流式下水道の越流水問題に寄与をすることを目的に東京都墨田区を中心に市民活動をしている。市民がためた雨水で緑を育て、浸透することによりまちに潤いをもたらすなど、楽しんで効果をあげられる実践を目指している。そのモデル例を紹介する。
「流せば洪水、ためれば資源」雨水市民の会は、雨に学び、感謝し、雨を活かすことが当たり前になる社会を目指して、市民が始められる小規模な雨水管理を実践しています。気候変動が激化し、都市化が進む中で、雨と共生するまちづくりやくらし方を一緒に考え、実践しませんか?
東京では、行政が担ってきた洪水対策にも限界が見えてきている。墨田区で小規模分散型の雨水管理を市民が中心に実施することにより、洪水を抑止する役割を果たし、まちに潤いをもたらす効果を検証する。