新潟・長岡に昨年60周年を迎えた防災科研の雪氷防災研究センターがあります。ここでの雪氷防災研究や地域との連携・共創の活動を中心に、防災科研の様々な取り組みを紹介します。
防災科研は、「防災科学技術を向上させることで災害に強い社会を実現する」という基本目標のもと、あらゆる自然災害を対象に、予測・予防・対応・回復のすべての過程に対応した幅広い研究を推進しています。
防災科研は、陸域と海域の地震・津波・火山の全国観測ネットワークを運用し、リアルタイム観測データを用いた即時予測を行い、緊急地震速報や津波・火山噴火の監視と予測に貢献しています。また、台風や線状降水帯による豪雨・洪水・土砂災害、雪氷災害、雪の資源活用、様々な防災情報の発信や復旧・復興過程の研究も行っています。