気候変動適応と行動変容は防災対策の一環として重要で、災害リスクを軽減し、被害を小さくできます。個人の努力ではどうしようもないと思うでしょうが、できることはたくさんありますので、それらを紹介します。
キコヘンによる災害リスク低減を目指して ー「キコヘン」という言葉は、気候変動(キコ)による災害リスクを減らすために、どのように行動変容(=変化、ヘン)するか考えよう、というメッセージです。地球温暖化により、災害が頻発し激しくなっていると言われます。防災の専門家だけでなく、個人や企業や行政なども、普段の暮らしや仕事の中で災害リスクを減らすことを考える必要があるのです。私たち一人一人ができることを考えてみたいと思います。
世界防災フォーラムは、国内外から産・官・学・民の防災関係者が集まる日本発の国際市民フォーラムです。東日本大震災を経験した東北の地で、災害で悲しむ人をこれ以上増やしたくないという願いを込めて始まりました。専門家に限られがちな学会の場とは異なる、自由闊達・ダイナミックに防災を議論する国際的なプラットフォームを目指しています。私たち財団はこのフォーラムの運営を主に担っています。