令和4年8月に村上市・関川村で記録的な豪雨が発生しました。この豪雨により、土砂崩壊や流木・土石流が多発し、集落や耕作地、国道に甚大な被害が発生しました。特に大規模な流木災害があったことから、新潟県では有識者会議を立上げ、今後の治山事業の流木対策に活かすため、流木災害の原因や治山施設等による流木災害の抑制効果を調査・検証しました。このパネル展示では、会議で検証された流木災害の知見をご紹介します。
身近で起こりうる「流木災害」について、調査でわかったことをわかりやすくお伝えします。
新潟県は山、川、海など自然が豊かな一方で、豪雪や急な地形、もろい地質のため、土砂災害や地すべり、なだれが起こりやすい地域です。また、長い海岸線では風や波による被害もあります。県では、こうした災害から暮らしを守るため、明治時代から数多くの「治山事業」に取組んでいます。